2013.07.11 22:45 更新
2013.07.11 取材
株式会社サードウェーブデジノス(本社:東京都千代田区)は、本日11日、最新世代のオリジナルAndroidタブレット「Diginnos Tablet」シリーズをメディア向け発表会にて初披露した。国内のタブレット市場に旋風を巻き起こした「ドスパラタブレット」の後継がいよいよ登場。今月末に控える発売前に、新鋭機のスペックや質感、使い勝手を一足先にチェックしてみよう。
ドスパラブランドより第2世代のオリジナルタブレットが登場。「Diginnos Tablet」に名をあらため、今月より販売が開始される |
今日お披露目された「Diginnos Tablet」は、ドスパラ開店20周年を記念して発表された「ドスパラタブレット」(型番:A07I-D15A)の次世代モデルにあたるAndroidタブレットだ。同製品は堅実なスペックに加え10,000円を切る格安価格が話題を呼び、大ヒットに。液晶ディスプレイの仕様変更など多少のドタバタはあったものの、その後もコストパフォーマンスに優れる国内向けタブレットとしての人気は衰えなかった。
国内メーカーが手がけるタブレット製品としては異例のヒット作となった「ドスパラタブレット」。コストパフォーマンスに優れ、店頭でも大人気だった |
本日解説を担当した株式会社サードウェーブデジノスPC本部企画部部長の大塚友則氏も「液晶ディスプレイの件ではご迷惑をおかけした。ただ対応後も販売は順調で、それは実際に店頭で試していただき、出来栄えに納得していただけたということだと思う」と振り返る。また、同氏は「今回新発売のタブレットは円安の影響もあり1万円を切ることはできなかったが、スペックも大幅強化、遊び心も盛り込んだ価格以上の製品に仕上がっている。お買い得感を求める目利きのドスパラユーザーにも必ず納得していただけるはず」と自信をのぞかせた。
「Diginnos Tablet」の紹介を行った株式会社サードウェーブデジノスPC本部企画部部長の大塚友則氏。なお、今回は前モデルで果たせなかった法人向けの対応も充実させていくとのこと |
「Diginnos Tablet」のコンセプトは、ズバリ薄型軽量。モバイルを旨とするタブレットの本質を突き詰めたスリム設計が採用された。そのほかRockchip製の最新プロセッサの搭載や液晶ディスプレイの高精細化などスペック面での強化が図られ、さらにBluetoothのサポートによりワイヤレスデバイスに対応した。また、これまでリクエストの多かった10.1インチの大型モデルが新たに追加。7インチモデルとともに、7月24日に発売される。本日より予約受付も始まっており、各モデル先着300名には予約特典として非光沢タイプの液晶保護シートがプレゼントされる。
「Diginnos Tablet DG-D07S」は、「ドスパラタブレット」と同じ7インチのAndroidタブレット。高級感際立つヘアライン加工が施されたメタルボディを採用し、横幅113mm、厚みわずか7.9mmとポケットにも入りそうなスリムデザインを特徴とする。重さも約272gときわめて軽量で、片手持ちも苦にならない。価格は12,800円だ。
OSは最新世代のAndroid 4.2。プロセッサはデュアルコア動作のRockchip RK3168 1.2GHz、メモリ1GB、ストレージ8GBを実装する。前モデルでやや物足りなかった液晶解像度は1,280×800ドットに拡張、両面にカメラを搭載し、通信機能はBluetooth 2.1+EDR、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LANをサポートする。
格安価格のタブレットとは思えない高級感を放つ、ヘアライン加工のメタル筺体。エッジ部分もシルバーで面取りされ、端末としての完成度はきわめて高い |
microSDスロット、microUSB、miniHDMIや操作ボタンを側面に搭載。厚みはわずかに7.9mmだ |
外形寸法はW191×D113×H7.9mm。インターフェイスは、microUSB×1、microSDスロット(最大32GB)×1、イヤホンジャック×1、miniHDMI×1を備える。バッテリー容量は3,000mAhで、最大約4.5時間の連続動画再生を可能にする。
「Diginnos Tablet DG-Q10S」は、ドスパラブランド初となる10.1インチモデル。こちらも厚みは8.5mm、重さ544gと同クラスでは屈指の薄型軽量デザインだ。価格は19,800円。
プロセッサはクアッドコアのRockchip RK3188 1.6GHz、メモリ1GB、ストレージ16GBを実装する。解像度は1,280×800ドットで、液晶パネルは10点マルチタッチ対応。両面にカメラを備えるほか、Bluetooth 4.0、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LANをサポートする。搭載OSはAndroid 4.1。
外形寸法はW263×D176×H8.5mm。インターフェイスは、microUSB×1、microSD(最大32GBまで対応)×1、イヤホンジャック×1、miniHDMI×1。バッテリー容量は6,000mAhで、最大約7時間の連続動画再生が可能だ。
好みに応じて選べるようになったドスパラのオリジナルタブレット。金属素材を使用したシルバーの背面パネルを採用する |
インターフェイスは片面に集中配置。同じくmicroSDスロット、microUSB、miniHDMIなどを備える。厚みは8.5mmと10.1インチクラスではかなり薄い部類に入る |
なお、いずれもGooglePlayには非対応で、マーケットアプリは「Tapnow Market」を搭載。そのほかファイル管理アプリ「ES ファイルエクスプローラー」や「Kingsoft Office」の30日体験版、最大50GBのクラウドストレージ「KDrive for Android」など便利なアプリがプリインストールされている。
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社サードウェーブデジノス(ドスパラ): http://www.dospara.co.jp/