2013.08.10 10:20 更新
2013.08.10 取材
「wizpy」と聞けば、数年前のアキバ店頭を思い出して懐かしくなるかもしれない。Turbolinux内蔵の“未来的”メディアプレイヤーの生き残りが三月兎2号店で販売中だ。もはやお目にかかるのは最後かも?と原田さんにいろいろお話を聞いてみた。
そして去るものあれば生まれ来るものもアリ。同店の店内で生育を続ける謎の存在もコレオシ初登場。今後の成長にも目が離せない?
「倉庫を漁っていたら『wizpy』なんて懐かしいものを(誰かが)見つけてしまいました。何年か前にウチがメーカーさんから大量に引き取って特価販売したことがありまして、その時の生き残りなんでしょう。初登場時には30,000円前後もした代物が、今は2,980円。ジャンク扱いではありますが、新品(パッケージ状態はご勘弁)を手に入れられるのは恐らく最後だと思いますよ。
そもそもこの『wizpy』、今思えばかなり画期的なアイテムでした。USBブート対応のPCに繋げば内蔵のTurbolinuxが起動、メールとかブラウザが使えます。早い話が、自分のPC環境をどこにでも持ち歩けるっていうのが一番のウリだったんですね。今こそ普通になっちゃいましたが、液晶も当時最先端だった有機ELを採用。単なるメディアプレイヤーを超えて、色々遊べる素敵なガジェットだったというワケですよ。ちなみにウチで流れてる電波ソング(『猫鍋』って言うんですが)も、何を隠そうこの『wizpy』を使って流しているんです。コレとも結構長い付き合いだなぁ。
さて、最後にこの三月兎2号店店内でひっそり生育中の植物をご紹介しましょう。Windows 8発売時に特典として配られた『Windows 鉢(ハチ)』って覚えてます?あれが先月に旧BUY MORE アウトレット館さんで特価販売(50円)されていまして、面白半分で買ってきたら思いのほか元気に育ってくれたという。今では鉢も別のものに植え替えて、どこまで成長するか見守っています。そろそろ名前を募集しようかなぁ、なんて考えているところですよ。」
Windows 8発売当時話題になった「Windows 鉢(ハチ)」に再会。中身はナタマメで、豆には“Windows 8”の文字が刻印されているのが分かる。以下に7月19日からの成長ぶりを追ってみよう |
なんとAntecのMini-ITX対応まな板ケース「MINISKELETON-90」を植え替え用の鉢に改造して使用中。“つる”はその後も順調に生育を続け、天井近くのケーブルにタッチ |
今ではケーブル中ほどに到達!葉も大きく生育している。ちなみにナタマメは福神漬の材料にも使われるが、すべての品種が食べられるわけではないらしい |
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/