2013.08.24 03:07 更新
2013.08.24 取材
本日のコレオシはiPhoneケースの専門店SHOWCASEより、iPhone 5を収める最高級の小箱「Miniot Book for iPhone 5」をご紹介する。価格の高さに目を奪われがちだが、新境地の木製ヒンジがとにかく秀逸。ずいぶん待たされた藪さんはじめMiniotファンも納得の出来栄えだ。
「いやぁ・・・まったくもってようやくに、というのが正直な感想ですね。何を隠そう今日ご紹介の『Miniot Book for iPhone 5』、実はiPhone 5の発売後間もなくのリリースだったんですよ。それがやっと先ごろ本国のオランダで発売、日本にもこうして入ってきたというワケです。以前から問い合わせがかなり舞い込んだモデルだったんですが、皆さん待ちくたびれてしまったんでしょうか?少し静かなスタートになっていますね。
さてこのケース、“Book”の名が示す通り文庫を持ち歩くようなスタイルでiPhoneを使えるフォリオケースなんです。天然木ならではの質感は見事の一言ですが、まず驚くのが“表紙”といっていいほど薄いカバー。そしてさらに近寄って見てください、カバーに使われている蛇腹状の木製ヒンジがとにかくスゴイんですよ。カバー全体が同じ木材から採られていまして、ヒンジ部分はスライスした極細ピースを絶妙に並べて仕上げられているという、まさに驚きの職人技です。そのおかげもあり(ケース自体も極薄ですし)強度面での期待はできませんが、こうした工芸品レベルの出来栄えを思えば、決して高すぎるお値段ではないと思いますよ。
ちなみにこのカバーはマグネットでパチリと固定できるようになっていまして、開いた時も裏側に止められるので便利です。しかもこのマグネットの“パチリ”が実に小気味いいんです。とにかく目に見えない部分にも手がかけられていて、このあたりは日本の匠の文化にも通じる気がします。洋でありながらどことなく和の息づかいも聞こえてくるような、これはまさしく日本人が使うべきケースですよ。」
文: GDM編集部 絵踏 一
SHOWCASE: https://www.gdm.or.jp/shop/2013/0118/17706