2013.09.14 13:44 更新
2013.09.14 取材
こんなことまでできるんだ、と驚かされるユニークな工作キットでおなじみの株式会社ビット・トレード・ワン。本日のコレオシは、そのラインナップのほとんどを買うことができる三月兎2号店の店頭からお送りしよう。ただしいつもの面子は一回休み、取材中に遭遇した同社の阿部社長に直撃して「工作キット選りすぐり」のあれこれを聞いてみた。
「どうもこんにちは!今日は三月兎2号店さんの店頭を占拠しまして、我がビット・トレード・ワンの『工作キット選りすぐり』をご紹介していきましょう。本音としては全部がオススメ!と片っ端から解説していきたいんですけどね、そこは渋々自重(笑) ラインナップの中から、特に人気の高い物をピックアップしてみようと思います。
まずはこちらの『Horizontal Controller Special Version』(7,480円/完成品)!昔懐かしのパドルコントローラを思い出しますよね。実際構成は同じもので、無限回転のパドルと2つのスイッチから構成されています。本来はパドルがマウスの左右移動、ボタンがそれぞれ左右クリックというシンプルなものでしたが、最新版はソフトで自由に機能を割り当てられるイマドキ仕様。キーボードショートカットなら何でも設定できますので、Photoshopの拡大/縮小やブラシのサイズ変更なども思いのままです。パドルは一周200分割と高精細で、感度も自由に調節可能。もちろん設定内容はオンボードメモリに保存されるので、環境が変わってもそのまま使えますよ。
次はこの『USB接続 赤外線リモコンキット』(組立済:2,480円/Kit版:1,680円)でいきましょうか。なんとテレビとか家電のリモコンに機能を割り当ててマウス・キーボード代わりに使ったり、逆にPCからリモコンの操作コマンドを送信したりできるという代物です。かなりロングセラーなアイテムで、当サイトのコミュニティでは有志の方によるLinuxやRaspberry Pi用のドライバも公開されたりしてるんですよ。ちなみにこれに限らずですが、ウチの商品はすべてソースコードを公開しているので、プログラムが書ける方なら自分でソフトやドライバを作れちゃいますね。
最後はこのコーナーにも一度登場した『流帰還式ヘッドフォンアンプ』(9,980円)、これが今一番売れ筋のアイテムですね。入力に対して“電圧”を増幅する一般のアンプと異なりまして、一定の“電力”を出力することを目的にした『電流帰還式』採用のアンプキットです。普通のアンプでは高音がよく出るとか低音が効くとか、アンプごとの個性みたいな話を聞きますよね。ところがこの電流帰還式はデータとしての原音を忠実に、フラットに出すことができる方式なので、スピーカーやヘッドホンの特色をそのまま味わうことができるんです。なんてスグレモノなんだ・・・と自画自賛して締めることにしましょうか。」
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社ビット・トレード・ワン: http://bit-trade-one.co.jp/