2013.09.26 11:52 更新
2013.09.26 取材
BitFenix Co. Ltd.(本社:台湾)から、Mini-ITX対応PCケースの人気モデル「Prodigy」のMicroATX対応版「Prodigy M」が登場。ツクモパソコン本店で販売がスタートしている。
Mac Proを連想させる曲線を描く前後のアーム部分はもとより、本体サイズも先行して販売されるMini-ITX対応モデル「Prodigy」と全く同一の外形寸法(W250×D404×H359mm)となる「Prodigy M」。ところが内部の構成は、「Prodigy」とは異なるアプローチが採用されている。
アーム部分は、弾力のある珍しい素材で衝撃吸収機能も。軽く押すと写真のように簡単に曲がる |
ポイントはマザーボードのマウント方法と電源ユニット搭載位置。マザーボードはいわゆる倒立構造を採用し、拡張スロットが上部にくるように搭載。合わせて、電源ユニット(奥行き160mmまでサポート)をフロントパネル背面にマウントすることで、内部スペースを確保している。これにより、拡張カードはグラフィックスカードを2枚搭載可能(拡張スロットは5基用意)とした。
マザーボードマウントは倒立型。ケース背面から見るとその特殊な構造がよく分かる |
ドライブベイレイアウトは、5.25インチオープンベイ×1、3.5インチシャドウベイ×4(2+2)、2.5インチシャドウベイ×5(3+2)。120mm口径ファン最大5基が搭載できる冷却機構は、トップパネル120mm×2基(オプション)、底面120mm×2基(1基のみ標準搭載)または200mm×1基(オプション)または230mm×1基(オプション)、リア120mm×1基(標準)または140mm×1基(オプション)という構成で、トップには5.25インチオープンベイスペースを使うことで、240mmサイズの水冷ラジエターも装着可能だ。
底面には着脱容易なダストフィルターを備えている |
その他、CPUクーラーは高さ160mmまでサポート。右サイドパネル部にレイアウトされるI/Oポートは、USB3.0×2、音声入出力端子(HD Audio)。素材はスチールとプラスチックで、カラーはブラックとホワイトの2色展開となっている。
「Prodigy」(左/ブルー)と「Prodigy M」(右/ホワイト)の比較。サイズは同一ながら、背面や内部構造は全く異なる | |
文: GDM編集部 Tawashi
BitFenix Co. Ltd.: http://www.bitfenix.com