2013.10.01 22:55 更新
2013.10.01 取材
「CEATEC JAPAN 2013」における株式会社NTTドコモのブースでは、一足早く2013年冬~2013年春モデルがお目見え。ソニーモバイルの新フラッグシップ「Xperia Z1」に加え、Samsungの元祖“ファブレット”3代目「GALAXY Note 3」、さらにNote 3と同時発表されたスマートウォッチ「Galaxy Gear」が注目を集めていた。
まるで革張りのようなユニークな背面パネルを採用。ボディは従来よりさらに薄型に仕上げられ、ペンの厚みとそれほど差がないのに驚かされる |
Samsungのお膝元にて先月開催の「WORLD TOUR 2013」で発表、9月25日から世界各国で発売されていた「GALAXY Note 3」。日本国内でも(大方の予想通り)NTTドコモからの発売がリリースされた。最近ではすっかり市民権を得た感のある“ファブレット”の元祖的存在「GALAXY Note」の3代目。従来モデルから何もかもが進化し、さらに賢くなってユーザーの手元にもうすぐやってくる。なお、ドコモからは「Galaxy Note 3 SC-01F」として10月中にも発売が開始される予定だ。
Sペンを使っての便利機能を多数搭載。ペンのボタンを押しつつホバー状態にさせると、操作メニュー「Air Command」が呼び出せる |
メモアプリ「Action Memo」では書いた内容(佐藤さんは仮名)を簡単にデジタル化できる。「Pen Window」ではアプリ上の領域を切り取って、別なアプリを立ち上げることも可能だ |
革張りのようなスマホ史上かつてないユニークな外見もさることながら、「Note」シリーズに欠かせない専用スタイラス“Sペン”との連携機能がレベルアップ。Sペンを浮かせた状態(+ボタン同時押し)で呼び出せる操作メニュー「Air Command」を実装。手書きメモをデジタル認識させられるメモアプリ「Action Memo」を起動できるほか、WEBページを切り取ってスクラップできる「Scrap Book」や、画面内に書いた四角の中に各種アプリを呼び出せる「Pen Window」など、より一層Sペンを駆使できる新機能の数々が盛り込まれた。
腕時計型のウェアラブルガジェット大本命!メタリックな外観も高級感抜群だ。なお、ジャイロセンサーを搭載しており、腕に合わせて画面が回転する。左利きの人も安心? |
ちなみに「GALAXY」コーナーはドコモブースでも一際長い行列ができていたが、その原因のひとつがSamsung版スマートウォッチの「Galaxy Gear」の存在だ。腕時計型のAndroid端末としては、従来登場したモデルの中でも白眉の完成度。電話の着信やメールの通知、ハンズフリー通話やボイスメモ、さらに内蔵カメラによる撮影と、かなりのことができてしまう。
ちなみに「GALAXY Note」との同時発売を目指しているとのことで、そう遠からず使うことができそうだ。ただしSamsungのサーバーを使用する関係上、基本的には「GALAXY」シリーズ用のガジェットとなる模様。
着信通知を受け取るだけでなく、通話やボイスメモ、搭載カメラによる撮影も可能。デモ機ではLINE用アプリがインストール済で、「Galaxy Gear」からスタンプを返していた |
ソニーモバイルが誇る最強スペックのAndroidスマホ「Xperia Z1」。ハイスペックを求めるならこれ以上ない選択肢になりそう。今回はドコモ以外にauからの発売も予告されている |
さらにもう1つの注目株は、“最強Androidスマホ”の呼び声も高いソニーモバイルの新フラッグシップ機「Xperia Z1」だ。Qualcommの最新クアッドコアSnapdragon 800 2.2GHz、独自の超解像技術「X-Reality for mobile」採用の「トリルミナス ディスプレイ for mobile」、デジタル8倍ズームの2,070万画素カメラなど、極まったハイスペックでユーザーを魅了する。また、IPX5/8、IP5Xに対応、防水・防塵仕様のスマートフォンとしても最高峰を誇る。
こちらはドコモから「XPERIA Z1 SO-01F」として2013年冬もしくは2014年春モデルとして登場するほか、KDDIからも発売が予告されている。
ドコモからの発売ではないものの、ソニー製“レンズスタイルカメラ”「DSC-QX100」も合わせて展示中。無線LAN経由で接続、スマホでRX100IIの高画質を実現する。こちらは10月25日に発売予定だ |
文: GDM編集部 絵踏 一
CEATEC JAPAN 2013: http://www.ceatec.com/ja/