2013.10.02 11:27 更新
2013.10.02 取材
サンワサプライブースでは、同社にて取り扱い開始が決まっているミネベア株式会社製の静電容量式タッチパネルキーボード「COOL LEAF2」(型番:CLKB02)が展示中。カタログでは分かりにくい方法で実現している新機能をメーカー担当者に聞いてみた。
今週からアキバでも発売が開始されている「COOL LEAF2」。静電容量式の全面タッチパネルで構成される、フラットな鏡面デザインが特徴のタッチ式キーボードだ。先代モデルにはなかったタッチパッドを新たに実装したほか、入力時に打鍵感を与えることで従来の弱点の克服も図られている。
全面タッチパネルの近未来的デザインを継承、新たにタッチパッドが実装された。なお担当者によれば、モード切り替えで全面を“タッチパッドモード”にすることも初代の試作機段階で検討されたものの、コスト面から断念したらしい |
この打鍵感は、新開発「シングルパルス・アクチュエーター」の賜物。タッチした瞬間指先に微細な振動を伝えることで、いわゆる“Touching Feedback”が得られるというものだ。ちなみにこの振動はいったいどうやって生み出されているのかと思いきや、なんとキーボードのフレーム全体を動かすことで実現しているという。
タッチパネルを含む上面は「トップアクチュエータ」として独立構造を成しており、タッチの際は瞬間的に前後にスライド。それが振動を生み、指先に入力感として伝わるという寸法だ。ちなみに製品自体は防滴・防塵仕様ながら、上面構造が“フタ”のようになっていることから、背面の耐水性は弱い。また、可動部が存在するため、上面に物を乗せたりすることも避けた方がいいだろう。
実はタッチパネルを含む上面は独立構造で、“上フタ”のようになっている。ちなみにケーブルは背面の脱着式を改め、左右から引き出す直結タイプに変更されている |
なお、サンワサプライからは来月初旬に発売予定で、市場想定売価は25,000円。日本語配列と英語配列、Mac英語配列の3モデルをラインナップする。
文: GDM編集部 絵踏 一
CEATEC JAPAN 2013: http://www.ceatec.com/ja/