2013.10.03 11:18 更新
2013.10.03 取材
三菱ブースにあった、やたら近代的なオブジェはなんだろう?実は同社が開発した車載向けの新技術「リアプロジェクション方式車載ディスプレイ」を形にしたものだ。数年後の高級車のダッシュボードはこんな風になっているかも?
展示されていた「リアプロジェクション方式車載ディスプレイ」は、三菱が今年発表したディスプレイシステムの試作機だ。内側に設置したプロジェクターから映像を投写しており、独自の光学エンジンにより曲面変化の大きなスクリーンにも対応。凹凸面を組み合わせたり、三角形などの角型にも投写できたりと、自由度が高い。曲面デザインを多用するような車載デザインと一体化するディスプレイが実現できるという。
内側に設置したプロジェクターから投写、複数のレンズを組み合わせて凹凸面に対応させている。高温時の性能・寿命低下を防ぐため、冷却系も高効率タイプが新開発されたとか |
すでにモーターショーなどに出展のコンセプトカーでは実装実績もあり、今後は正式採用に向け本格的な車載テストが行われるという。まずは高級車からの導入を目指しているとのことで、実際に目にするのはそう遠くないかもしれない。
文: GDM編集部 絵踏 一
CEATEC JAPAN 2013: http://www.ceatec.com/ja/