2013.10.03 12:09 更新
2013.10.03 取材
来年夏から始まるV-Lowマルチメディア放送に先駆け、エフエム東京ではチューナー内蔵スマートフォンの試作機が展示中だ。ブース内に“基地局”を設置しての受信デモを覗いてみよう。
既存端末をベースに調整を施した、V-Lowマルチメディア放送対応スマホ。放送と連動し、番組情報やCM、該当店舗の情報などが表示されるという |
「マルチメディア放送」とは、アナログテレビが地デジへ移行した“跡地”を利用して映像・音響・データなどを配信する新しい放送形態。そのVHF帯の中でも、ラジオ局のエフエム東京が参入する「VHF-LOW」(V-Low)では、各都道府県をブロック分けした「地方ブロック」ごとの地域密着型放送が行われる。
今回展示されていたスマートフォンは、V-Lowマルチメディア放送の技術方式に対応した、シャープ共同開発の試作機。すでにこの端末での実証実験に成功しており、放送サービス開始に合わせた製品化を目指していく。
ブース中央にアンテナを設置、ここから試験電波が発信されている |
文: GDM編集部 絵踏 一
CEATEC JAPAN 2013: http://www.ceatec.com/ja/