2013.11.22 02:37 更新
2013.11.22 取材
太陽誘電ブースで、沖電気の新型業務用電源ユニット「CMW-150S-24」が展示されていた。「リチウムイオンキャパシタ」が内蔵され、瞬断や停電に強いということだが、一体どういうことだろう。
「リチウムイオンキャパシタ」は、充放電に化学反応が不要で、劣化に強いことから「リチウムイオン電池」に変わる蓄電装置として、近頃注目を集めているキャパシタ。これを電源内に実装させることで、瞬断や停電時でも安定した電力の供給が可能となり、OSシャットダウンまでの時間を稼ぐことができる。
蓄電機能を持った「リチウムイオンキャパシタ」を内蔵することで、瞬電や停電時でも電源を確保することができる |
また、これまで内部抵抗による損失が大きく、容量を稼ぐのが難しいとされていた「リチウムイオンキャパシタ」だが、太陽誘電では最大3,000ファラッドの大容量モデルの開発に成功。これにより、リチウムイオン電池の代替としても利用することができるようになった。
最大3,000ファラッドの大容量モデルの開発に成功。リチウムイオン電池の代替としても利用できる |
文: GDM編集部 池西 樹
Embedded Technology 2013: http://www.jasa.or.jp/et/