2013.12.28 04:26 更新
2013.12.28 取材
セミオーダーメイドキーボードを手がけるダイヤテックの「キーボード工房」より、またもや奇天烈なモデルが登場。総金箔貼りの「KOGANE」や3種の漆塗りモデルなど、日本の伝統工芸とコラボレートしたフレームの販売が始まっている。でもいったいどんな出来栄えなのか・・・気になったらツクモパソコン本店で実施中の店頭展示を見に行こう。キーボード担当の上田さんが早くもコーナーを用意、マニアたちを待ち受けている。
「驚き呆れるというか、今回登場の新作フレームには脱帽ですね。この間の“芝生キーボード”にも驚かされましたが、今度は金箔と漆ですよ。その手があったかー、という伝統工芸とのコラボレーション。実際にサンプルを眺めて触れるのはウチだけです。・・・とはいえ、物が物だけに展示にも気を遣いますね。今回は展示台にクッションを貼り付けたり、棚を作るのにも苦労しましたよ。
さて本題ですが、やはりこの『KOGANE』が気になるでしょうか?フレームに漆を下塗りして総金箔貼りを施したという代物で、インパクトは絶大ですよ。やはりホンモノのもつ質感というものは違うんですねぇ。
そして一緒に並んでる3種の漆塗りフレーム、これもまたスゴイ。特に個人的に気に入ったのが『漆黒塗り(七分艶)』で、周りと比べても黒さが際立っているのがお分かりですか?真っ暗闇に置いたら溶けこんでしまうような、ここまで徹底した黒というのはこれまでなかったように思います。
漆黒塗り(七分艶) |
そして赤みが鮮やかな『古代朱塗り』、これは色味が素晴らしくいいですね。こうした落ち着いた色合いは漆器ならではでしょう。そして着色と透け漆を組み合わせた『春慶塗り』も善哉。コレは和なロケーションとの調和が面白いモデルだと思います。どれを選んでも満足間違いなし、個人的にはさらにレトロチックな『2色成型キーキャップ』を組み合わせるのがいいんじゃないかと思いますよ。
ちなみにきらびやかな『KOGANE』、加工の性質上手荒に扱うと金箔が剥がれてしまうのではと多少心配しています。それで触り倒してみたいというマニアの方には申し訳ないのですが、コレだけは眺めるだけで満足してください。どうしても手触りを直に堪能したい、という金の魔力に魅せられた方はもう迷うことはありません。ササッと『キーボード工房』でポチって年明けを待ちましょう。」
「KOGANE」だけはお触り厳禁。どうしてもという人は、実際に注文して存分に触り倒そう |
文: GDM編集部 絵踏 一
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/