2014.01.16 03:02 更新
2014.01.16 取材
冬コミの新作が絶賛販売中のアキバから、久しぶりとなる書籍のコレオシが登場。ご紹介するのはもちろんハードウェア系、ディープな理系同人誌でおなじみのサークル「もきゅもきゅ」さんの最新作となる「光学ドライブスピーカーの作り方」が三月兎2号店に入荷している。FDDの次は光学ドライブか・・・と、まさかの新ネタに小笠原さんもビックリ。
「年末に開催された冬コミの新作、アキバのあちこちで販売中ですよね。その流れでウチからご紹介するコレオシは、今日入荷してきたばかりの理系同人誌『光学ドライブスピーカーの作り方』。もうお分かりですよね?夏に登場した『FDDスピーカーの作り方』に続く、もきゅもきゅさんの最新作ですよ。FDDの時も驚かされましたが、まさか今度は光学ドライブなんて・・・気になって早速中身をチェックしていたところでした。
仕組みは以前のFDDスピーカーとほぼ同じで、内蔵するモーターのコイルを振動させて音を鳴らすというものです。中に目を通すと相変わらずディープに書き込まれていて、作り方はもとよりベースになった光学ドライブの構造が実に細かく解説されています。正直スピーカー作らなくとも読んでるだけで楽しいですよ。しかも今回は2個の冷却ファン(!)も内蔵しているおかげで、なんと6個のモーターを使った6chサラウンドのスピーカーが作れるっていうから驚きです。音はFDD同様小さめらしいですが、ホーンらしきものを作って改善する方法も開発(?)されたみたいですね。
ちなみに今回ベースになった光学ドライブはパナソニックの『CW-7503-B』という、今や骨董品レベルのSCSIドライブです。さすがに最近のドライブで冷却ファンを積んだモデルはないでしょうから、今回みたいに多チャンネルスピーカーを作りたい人は頑張って似たような物を探して来てください。私は諦めて他を当たるつもりですが、ウチには『コレ多分持ってるよ』なんて連中が何人かいるようで・・・PCキャリアが長い人ほど読んでいてワクワクできそうな、そんな感じがしますね。」
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/