2014.01.24 11:20 更新
2014.01.24 取材
USB接続のオーディオDACとして機能しつつ、単独でプレイヤーとしても使用できるというユニークな“中華DAC”が東映無線ラジオデパート店に入荷している。中国MUSILANDの製品で、今回登場したのは32bit/384kHzのハイレゾ音源に対応する「Monitor 06 MX」と、PCレスでエフェクター&レコーダーとして使用できる「Marian KX」の2製品。価格は12,980円からで、国内流通モデルに比べてきわめて安価な点も注目だ。
microSDスロットを備え、メディアプレイヤーとしても機能するというUSB接続のオーディオDAC。今回登場の2製品は、さらにそれぞれが性格の異なる機能に特化しているというユニークなアイテムだ。
ブラック筐体の「Monitor 06 MX」は、サンプリングレート32bit/384kHzに対応する高音質モデル。USB接続でDACとして使用できるのはもちろん電池駆動(単3電池×4)が可能で、FLACやDSD音源を再生できる単体のハイレゾプレイヤーとして使用できる。
ディスプレイなどは搭載せず、操作系統はこれらのボタンのみ。詳細は不明ながら、LEDの発光パターンで出力先を選んだりするようだ。電池駆動にも対応し、ポータブルのハイレゾプレイヤーとして使用できる |
高機能ながら中文マニュアルしか付属しないため、難易度はやや高め。操作系もフロントのボタンのみで、しかも長押しなどを駆使しつつ設定するというスタイルが難解さに拍車をかけている。ただし価格は24,800円と国内モデルに比べきわめて安価なため、我こそはという人は挑戦してみよう。
その他の仕様は、S/N比とダイナミックレンジが、アナログ120dB/120dB、デジタル140dB/140dB。インターフェイスは出力が3.5mmミニジャック×1、6.3mmジャック×1、RCAライン出力×1、デジタル出力(光/同軸兼用)x1、MULINK(MUSILAND製品の接続に使用)×1など。OSはWindows 8.1/7/XPに対応しており、ASIOドライバもサポートする。
インターフェイスはRCA端子や標準/ミニジャック、デジタル出力、USBなど。バランス端子のようなMULINKは、MUSILAND製品の接続に使用するらしいが不明 |
こちらは「Marian KX」。USB電源を用意すれば、PCレスでポータブルのエフェクター&レコーダーとして使用できる |
シルバーのアルミ筐体を採用するもう一方の「Marian KX」は、エフェクター&レコーダーとして使用できるという製品。モバイルバッテリーなどのUSB電源さえ用意すれば、PCレスでのスタンドアローン動作も可能だ。
インターフェイスはマイク入力が3.5mmミニジャック×1、6.3mmジャック×1、RCAライン入力×1、出力が3.5mmミニジャック×1、6.3mmジャック×1、RCAライン出力×1。対応サンプリングレートは最大24bit/96kHzで、S/N比とダイナミックレンジは100dB/100dB。対応OSはWindows 8.1/7/XPで、ASIOドライバもサポートする。
こちらは12,980円で販売中だ。
設定内容は小型ディスプレイで確認可能で、PCに繋いだ場合も電源供給のみを受けることもできる。ちなみに操作ボタン類はすべて中文表記のため、いじりながら覚えていくことになるだろう |
インターフェイスはマイク入力とアナログ出力。プレイヤーとして再生しながらmicroSDへレコーディングすることもできる |
文: GDM編集部 絵踏 一
東映無線ラジオデパート店: https://www.gdm.or.jp/shop/toei-radio/