2014.01.30 11:30 更新
2014.01.30 取材
産業用のモノクロLCDを使用して超小型のUSBモニタ「ちびモ」を制作できる組み立てキット「ChibiMo Kit 3f(ちびモキット3f)」の販売が本日より三月兎2号店にて開始される。価格は3,000円で、店頭販売分は極少量の見込みだ。
「ChibiMo Kit 3f(ちびモキット3f)」は同人サークルq61.orgが手がけた自作キットで、過去にはコミックマーケットなどで頒布されたこともある同人製品だ。シャープ製の2.7インチ薄型液晶モジュール「LS027B4DH01」(別売り)に対応し、400×240ドットの超小型USBモニタを作り上げることができる。
完成したモニタはWindows用の専用コントローラソフトを動作させることで、PC画面をミラー表示させたり、余っている画面出力端子をキャプチャして追加ディスプレイのように使用可能。回路自体はArduinoベースの「Duemilanove」を応用したもので、ドライバやコントロールソフトは製品の解説ページにて公開されている。
完成するのは解像度400×240ドットの小型液晶。別途シャープ製のLCDモジュールを購入する必要があり、こちらは3,000円程度で販売されている |
組み立て方法や使用部品の解説も製品に同梱。ドライバやコントロールソフトも公開されているため、ソフト開発経験のない人でも安心 |
ちなみに自作キットのため、完成させるにははんだごてを使用した電子工作が必要だが、今回発売される「3f」はピンピッチの狭い一部部品が実装済み。液晶モジュールは「秋月電子などで3,000円程度で購入できる」(ショップ)とのことで、作業用の工具に加えてこちらも用意する必要がある。また、製品にケースなどは付属しない(サンプルのケースは3Dプリンターを使用した非売品)ものの、解説ページによれば「ミンティアのケースを加工して収納できる」と説明している。
なお、製品の入荷数は極少量となる見込みのため、興味がある人は急いだ方がよさそうだ。価格は3,000円で、本日入荷次第販売が開始される。
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/
q61.org: http://q61.org/