2014.02.18 23:17 更新
2014.02.19 取材
GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)と国内正規代理店のCFD販売株式会社(本社:愛知県名古屋市)は、NVIDIAの新型GPU「GeForce GTX 750 Ti」および「GeForce GTX 750」搭載グラフィックスカードの国内メディア向け発表会を実施した。なお、行われたのは先週13日のゲーミングデバイス発表会と同じ日。GPUの正式発表を待って、“情報解禁”となった格好だ。
冒頭、2月1日付けでCFD販売の代表取締役社長に就任した森下正敏氏が挨拶に登場。「GIGABYTERはCFDにとって重要なサプライヤーであり、今後も協力してDIY市場に向けて新製品を投入し続けていく」 | グラフィックスカードの製品紹介をしてくれたCFD販売株式会社 営業部 代理店マーケティングGの倉本 豊和氏 |
NVIDIA高橋氏によるセッションも。「GeForce GTX 700シリーズ以上が40%以上のシェアを誇るのは、世界でも日本だけ。NVIDIAにとっては非常に重要な市場」という点を強調。新GPUのGeForce GTX 750 Tiについては、外部電源が不要な60Wという低消費電力をアピールしていた |
今回の主役は、GeForce GTX 750 Ti搭載モデル「GV-N75TOC-2GI」と、GeForce GTX 750搭載モデル「GV-N750OC-1GI」の2つ。
まず上位モデル「GV-N75TOC-2GI」だが、こちらはGIGABYTE独自の超耐久基板設計「Ultra Durable」採用のオーバークロックモデル。ベースクロックは1,020MHzから1,033MHz、ブーストクロックは1,085MHzから1,111MHzに、それぞれリファレンス比で約4%ほどオーバークロックが施されている。
採用VGAクーラーは、ミドルレンジ向けの2連ファンモデル「WINDFORCE 2X」。ハイエンドグラフィックスカード向けに設計されている3連ファンモデル「WINDFORCE 3X」では傾斜をつけていたヒートシンク部だが、「WINDFORCE 2X」では2連ファンに合わせた効率のよいエアフローを得るために段差デザインに変更された。なお、ヒートパイプはS字形状に曲げた1本仕様ながら、8mm径の極太タイプをGPUにダイレクトタッチさせている。
搭載メモリはGDDR5 2GB、メモリバス幅128bitで、出力インターフェイスはDVI-D、DVI-I、HDMI×2の4系統。補助電源コネクタとして6pin×1を備える点がリファレンスと異なるが、これについては「オーバークロックを施したため」(CFD販売)としている。
「GV-N75TOC-2GI」のベンチマークパフォーマンス | ノイズレベルや温度のリファレンスモデとの比較 |
会場内には「GV-N75TOC-2GI」を使った4K出力のデモ。2つのHDMIを使って4K@60Hz表示ができる様子を展示していた。使用するケーブルは「HDMI 1.4であれば、品質はそれほど問題ない」とのこと |
GeForce GTX 750搭載モデル「GV-N750OC-1GI」は、100mm口径ファン採用のVGAクーラーを装備。それ以外の基本スペックは「GV-N75TOC-2GI」と変わらず、ベースクロックは1,020MHzから1,033MHz、ブーストクロックは1,085MHzから1,111MHzにオーバークロック。
搭載メモリはGDDR5 1GB、メモリバス幅128bitで、出力インターフェイスはDVI-D、DVI-I、HDMI×2の4系統で、デュアルHDMIによる4K@60Hz表示をサポート。こちらも、補助電源コネクタとして6pin×1を備える。
「GV-N75TOC-2GI」のスペック表 | 「GV-N75TOC-2GI」のベンチマークパフォーマンス |
文: GDM編集部 Tawashi
CFD販売株式会社: http://www.cfd.co.jp/
GIGABYTE TECHNOLOGY: http://www.gigabyte.jp/