2014.03.13 15:00 更新
2014.03.13 取材
株式会社マウスコンピューター(本社:東京都千代田区)は、2014年3月13日よりリリースする新製品についてメディア向け発表会を開催。ボタン1つで瞬時にオーバークロックするデスクトップBTOやハイエンドゲーミングノートなど、登場を控えた多数の注目モデルを一堂に披露した。自作派もつい唸ってしまうギミックの数々や、最近とみに元気なG-Tuneちゃんの耳寄り情報まで、盛りだくさんな新情報をまとめてチェックしていこう。
おそらく会場で一番の威容を誇っていたのは、ゲーミングブランド「G-Tune」ブランドの新フラッグシップ「MASTERPIECE i1440」シリーズ。ボトムスペックでCore i7-4770KとGeForce GTX 780、16GBメモリなどを搭載するハイエンド機だが、最大の特徴はワンアクションで「リミッターを解除」するオーバークロックボタンの存在だ。
電源ボタン脇に実装されたオーバークロックボタン。「G-Tune OC Boost」を起動させるためのスイッチで、押せば瞬時にパフォーマンスがアップする |
これまで類似のギミックを搭載したモデルはあったものの、効果が現れるにはシステムの再起動を必要とする場合がほとんど。これに対し、担当者は「リミッターを解除したその場で、瞬時に性能が上がらなければ意味がない」と断言。“男のロマン”と表現されたOC機能「G-Tune OC Boost」により、CPUに連動してGPUクロックもオーバークロックされる。この機構はMSIの協力により開発されたとのことで、GPUも同時にオーバークロックさせる機能は現状「唯一無二」だという。
また、OCによる発熱上昇をカバーするため、CPUとGPU冷却のにはデュアル水冷システムを採用。最上位モデルに相応しい陣容で、基本構成売価は229,800円。本日より発売が開始されている。
MSIから特別供給された水冷仕様のGTX 780のほか、CPU冷却にはCooler Master製の水冷クーラーを採用。これらを搭載するのはアビーコラボの専用ケースで、こちらも冷却が見直されている |
続いては会場のほとんどを占めていた、ノートPCの注目モデルをチェック。同じく「G-Tune」ブランドから近く発売される最強スペックの“モンスターノート”が、「NEXTGEAR-NOTE i1110」シリーズだ。
フルHD解像度に対応する17.3インチモデルで、CPUにCore i7-4930MX、グラフィックスにはモバイルGPU最上位のGeForce GTX 880M(ビデオメモリ8GB)をSLI構成で搭載する。ストレージもmSATA SSD×2(RAID 0)と2.5インチHDD/SSD×2を実装できるなど、もはやデスクトップのハイエンドモデル顔負けのスペックを誇る。
こちらは3月24日からの発売が予定されており、ボトムスペックの基本構成売価は249,800円と価格面でも貫禄十分だ。
こちらのスペックシートはボトムスペックのもので、カスタマイズ次第でさらに上を狙うことも可能。OSはWindows 8.1標準だが、順次Windows 7モデルも追加される | |
G-Tuneブランドのゲーミングノートは周辺機能も豪華。上位モデルにはフルカラーのバックライトLEDが搭載されるほか、全モデルがWindowsキーロック機能を備えている |
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社マウスコンピューター: http://www.mouse-jp.co.jp/