2014.04.11 11:37 更新
2014.04.11 取材
Cherryブランド純正の新型MXスイッチ「緑軸」を搭載した、テンキーレスデザインの小型メカニカルキーボードが店頭に登場。センチュリー「BLACK PAWN」シリーズの新モデルで、ツクモパソコン本店にて一足早くサンプル展示がスタートしている。詳細は不明ながら、近く発売が開始される予定だ。
Cherry MX赤軸以来となる、純正の新型スイッチ「緑軸」。海外でも一部モデルに採用が始まったばかりの新興スイッチで、荷重80gというユニークな押下特性をもっている |
センチュリーから近く発売される、コンパクトメカニカルキーボード「BLACK PAWN」シリーズの新モデル「CK-67CMB-GRJP1」の店頭展示が開始された。Cherryブランドから久しぶりに登場する新型スイッチ「緑軸」を搭載するのが最大の特徴で、もちろん国内では初採用のモデルとなる。
Cherry MX緑軸は、ショップスタッフによれば「元はPOSレジ用のスイッチとして開発されたと聞いている」という業務用スイッチで、80gというこれまでになく重い押下特性がトピック。Cherry MX青軸と同じ“click tactile”系の内部構造を採用、明確なクリック感と、入力時に発生する打鍵音が特徴だ。「海外でもCoolerMasterブランドなどで採用が始まったばかり」(ショップ)という新興のスイッチ、今後国内外で採用モデルが続々登場するかもしれない。
バスタブのような筐体を採用、スイッチは鉄板マウント仕様で、接続インターフェイスはUSB |
チルトスタンドは非搭載。詳細な仕様は不明ながら、従来の「BLACK PAWN」シリーズ同様に背面にはDIPスイッチが実装されていた |
80gといえばバックリングスプリングキーボード級の重量級荷重だが、打鍵感は至って軽快。Cherry MX青軸を重くしたような印象で、スイッチの特性と鉄板マウントとの相性の良さから、本来の荷重を意識することなく入力できる。重量級スプリングへの換装で耐久性向上も期待できるため、ガシガシ入力したいゲーマーやハードパンチャー向けのスイッチと言えそうだ。
新型スイッチといえば、「Razerメカニカルスイッチ」搭載キーボードの展示が同店でもスタート。ただし中身はまったくの別物のため、どちらが好みか打ち比べてみるのも一興だろう |
なお、発売予定の「CK-67CMB-GRJP1」は、67キー日本語配列のコンパクトメカニカルキーボード。全キーにブルーのバックライトLEDも搭載している。価格や詳細な仕様は現状不明なものの、近く発売が開始される予定だ。気になる人は一足先にツクモパソコン本店の展示コーナーで試し打ちしてみよう。
「緑軸」搭載キーボードに前後して、同じくセンチュリーから赤/茶/黒/青軸搭載の“4軸混合”モデルも発売されるという。想定売価は15,800円で、発売は4月15日の予定だ |
文: GDM編集部 絵踏 一
ツクモパソコン本店: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumo/