2014.05.16 17:03 更新
2014.05.16 取材
オリオスペックから、AM1のリファレンスクーラーに80mmファンを搭載できるファン口径変換アダプタ「OLIO-AM1-FS」が発売された。厚さは15mmと25mmに対応し、大風量・静音化が可能となる。
事実上リファレンスクーラーしか選択肢のないAM1プラットフォームに、ファン口径変換アダプタが登場。50mmファンの代わりに80mmファンを装着できるようになる |
Socket版KabiniことAM1プラットフォーム向けリファレンスクーラーに、80mmファンを装着できるファン口径変換アダプタ「OLIO-AM1-FS」の発売がオリオスペックにて開始された。同社のオリジナル製品で、製造を手がけるのは長尾製作所。販売価格は税抜1,000円で、準備ができ次第同社のウェブサイトでも販売が開始される予定だ。
ファン口径変換アダプタはリファレンスファンの50mmピッチ穴を使いクーラーに固定。メモリスロットなど周囲のコンポーネントに合わせて方向を変えることができる |
製品にはファン口径変換アダプタのほか、ファン固定用ネジ15mm厚×4、ファン固定用ネジ25mm厚×4、アダプタ固定用ネジ×4が付属する |
AM1プラットフォームではクーラーリテンションが2点プッシュピン式に変更され、今のところ選択肢がリファレンスクーラーのみという状況。基本的に冷却性能が不足することはないが、静音化や周辺コンポーネントを含めた冷却などを考慮して、クーラーの交換をしたいと考えていた自作派は少なくないだろう。
「OLIO-AM1-FS」を使えば、リファレンスクーラーに付属の50mmファンをより口径の大きな80mmファンに換装でき、安価にパフォーマンスの改善が可能。またファン固定用ネジは15mm厚と25mm厚の2種類が同梱され、用途や搭載ケースに合わせて自由にファンを選択できるようになる。
冷却ファンは15mm厚(画像左)と25mm厚(画像右)に対応。風量や静音性を重視するなら25mm厚を選択するといいだろう |
CPUクーラーをはみ出るように冷却ファンが搭載されるため、周辺コンポーネントや電源回路もまとめて冷却できる |
文: GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
有限会社オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/