2014.06.03 10:11 更新
2014.06.03 取材
かねてよりアナウンスされていた、CORSAIR×Cherryのタッグによる新技術「Cherry MX RGB」。その搭載モデル第1弾となる「K95 RGB」「K70 RGB」が、CORSAIR(本社:アメリカ )の創立20週年記念イベントにてお披露目された。メカニカルキーボード初となる、1,680万色の極彩イルミネーションとは果たして。
メカニカルキーボードとして初めて1,680万色イルミネーションに対応する「Cherry MX RGB」がリリースされたのは、昨年末のこと。CherryとCORSAIRとの共同開発で生み出された新技術で、その搭載モデル発売もいよいよ近づいてきた。COMPUTEX開幕前夜のイベント会場に登場したのは、18のマクロキーを備えた大型モデル「K95 RGB」と、通常のフルキーボードモデル「K70 RGB」の2製品だ。
「Cherry MX RGB」搭載の第1弾モデル2製品が登場。こちらは左に18のマクロキーを実装した大型モデル「K95 RGB」だ |
RBG(レッド/ブルー/グリーン)3色のLEDが埋め込まれた新型スイッチは、金型から新設計された特別仕様。クリアタイプのハウジングを採用することで、指向性ではなくキー全体が光るような構造になっている。最大輝度に調整した状態は、さながら光の洪水といったところで、ナイトクラブで開催されたイベントを妖しく演出していた。
耐久面で開発に苦労したという、クリア仕様のハウジングを採用する新型スイッチ。内部に3基のLEDを実装、1,680万色イルミネーションを実現した |
発光パターンのカスタマイズは、付属のソフトウェアを使用し「実質的に無限大」に設定可能という。会場に用意されたデモ機では波打つようにキーボードの色が変化する中で、入力したキー周辺のみが白く変化しているのが確認できた。
なお、担当者によれば「今後はゲームとのコラボにより、撃たれた場合に血がはじけ飛ぶようなエフェクトや、敵の位置をキーの色で知らせるようなギミックを開発予定」とのこと。実現すれば、よりゲームへの没入感も増すことは間違いなしだ。
キーがむき出し状態のCORSAIR製キーボードと相性抜群、シースルーのハウジングの特徴が最大限に活きている | 人気フルキーボードモデルの系譜を継ぐ「K70 RGB」もラインナップ。グローバルでは近く発売となる |
「Cherry MX RGB」は当面の間CORSAIRへの独占供給となる見込みで、市場想定売価は「K95 RGB」が189.99ドル、「K70 RGB」が169.99ドル。「K95 RGB」は赤軸モデルが8月下旬、もう一方の「K70 RGB」は赤軸モデルが7月下旬、青軸・茶軸モデルが8月下旬にそれぞれ発売される予定だ。
文: GDM編集部 絵踏 一
CORSAIR: http://www.corsair.com/