2014.06.04 00:47 更新
2014.06.03 取材
近年、In Win Development(本社:台湾)のブースは面白い。オープンエアPCケースや、奇抜なフレーム型PCケースなど、おおよそ展示会用のディスプレイかと思いきや、ことごとく確実に製品化を果たし、ヒットを重ねてくる。そんな会期中のお楽しみ、In Winブースに「S-Frame」が投入された。
注目のIn Winブース、今年の主役は「S-Frame」だ。近年「COMPUTEX」を新作PCケースお披露目の場に選ぶ同社はOpen-Air Chassisのキーワードにこだわり続け、今回もなにやら複雑な構造物を持ち込んできた。
ATXおよびMicroATXに対応するオープンエアシャーシ「S-Frame」 |
最大の特徴は、4mm厚のアルミニウム板を、合計15回もの曲げ工程によりシャーシを成型。両サイドパネルに強化ガラスを使い、工作物としても実に美しいオープンエアPCケースが完成した。
1枚板のアルミニウムを、実に15にもおよぶ工程で加工を施し、複雑な立体構造物を作り上げる。上から覗き込むと、さながら複雑に入り組んだ巨大迷路のようだ | |
カラーはブラック&レッドと、シルバーがサンプル展示されていた |
スペックを確認しておくと、電源ユニットは奥行き220mmまでのATX規格に対応。グラフィックスカード搭載スペースは最大340mmが確保され、拡張スロットは全8段仕様。ドライブベイは2.5/3.5インチ共用シャドウベイ4段を備え、冷却ファンは120mm口径×3基をボトム部にマウント可能で、360mmサイズラジエターに対応。空冷の場合、195mmまでのCPUクーラーが搭載できる。
外形寸法はW313×D755×H560mm。発売は7月上旬予定で、価格は現時点未定とされる |
文: GDM編集部 松枝 清顕
In Win Development: http://www.inwin-style.com/