2014.06.04 00:15 更新
2014.06.04 取材
ワールドワイドで競争力のあるゲーミングノートを展開するMSI(本社:台湾)は、今年も注目のモデルをCOMPUTEXに持ち込んできた。トピックとなるのは、4K解像度に対応する世界最薄・最軽量ゲーミングノートと、ブランニューなモバイルワークステーションだ。
4K対応の超高解像度ディスプレイを搭載したゲーミングノート「GS60 2PE Ghost Pro 4K Edition」。モバイルとは思えない高性能を世界最薄・最軽量の筐体に詰め込んだ |
ブースで一際注目を集めていたのが、4K解像度(3,840×2,160ドット)に対応する極薄ゲーミングノート「GS60 2PE Ghost Pro 4K Edition」だ。超高解像度をモバイルで実現した15.6インチモデルで、厚みわずか19.95mm、重量は1.95kg。同クラスでは世界最薄・最軽量となる1台だ。
CPUに第4世代のIntel Core i7、グラフィックスはNVIDIA GeForce GTX 870Mを搭載。メモリはDDR3L 1,600MHzを最大16GB実装可能で、ストレージは128GB SSD×2をRAID構成で組み込んだ「Super RAID」と1TB HDDを組み合わせる。
なお、参考出品につき発売日や価格などは未定となっている。
極薄仕様を旨とした「Ghost」シリーズの注目株。Steel Series製キーボードや「Super RAID」を搭載するなど、従来のハイエンド構成はそのまま引き継がれた |
こちらは2,880×1,620ドットのWQHD+解像度に対応する“3Kモデル”「S60 2PE Ghost Pro 3K Edition」。近日中に発売予定で、価格は現在調整中という |
「Ghost」シリーズ共通の最薄・最軽量筐体を採用する15.6インチモデル。ディスプレイ解像度以外は、おおむね「4K Edition」と同じようだ |
初登場のモバイルワークステーション「WT70 2OL」。Quadroを標準装備、CADやモデリングなど、クリエイター向けタスクに特化したハイエンドシリーズとして展開が開始される |
グラフィックスにQuadroを搭載する、“WT”型番のモバイルワークステーションシリーズも新たにラインナップに加わった。
17.3インチモデル「WT70 2OL」は、CPUに第4世代Core i7、グラフィックスは4GBビデオメモリを実装するNVIDIA Quadro K4100Mを搭載するモデル。液晶解像度はフルHDに対応、メモリはDDR3L 1,600MHz 32GB、ストレージは転送速度1,500MB/sオーバーを誇る128GB SSD×3の「Super RAID」を搭載している。
また、単体で4画面同時出力もサポートするほか、冷却パフォーマンスを15%アップさせる「Cooler Boost 2」などのギミックも装備。ノートPCとして最上級の構成に仕上がっている。
なお、17.3インチモデルはQuadro K3100M(4GB)搭載モデルもラインナップ。15.6インチモデル「WT60 2OK」も2製品用意されており、Quadro K3100Mを搭載するフルHDモデルのほか、WQHD+解像度(2,880×1,620ドット)の3Kモデルも揃える。国内取り扱いも予定しているとのことで、近い将来国内でもお披露目されるだろう。
新たにデザインされたロゴマークを天板に戴く。ラインナップは17.6インチモデル2製品のほか、“3K Edition”も用意される15.6インチモデル2製品だ |
AMD APUを搭載した「GX70 5CD Destroyer」もお披露目。Kaveri世代の「FX-7600P」とR9 M290Xを搭載、Mantle対応タイトルで威力を発揮しそうだ |
文: GDM編集部 絵踏 一
Micro-Star Int'l Co.,Ltd.(MSI): http://jp.msi.com/