2014.06.04 03:24 更新
2014.06.04 取材
MSI(本社:台湾)ブースでは、「Haswell-E」マザーボードやMini-ITXベアボーンキット「Nightblade」の他にも注目製品や新機能が目白押し。ここではマザーボード系アイテムをまとめて紹介しておこう。
「Z97S SLI PLUS」をベースにしたエンジニアリングサンプル。ASMedia「ASM1142」を搭載し、世界で初めてUSB3.1(10Gbps)をサポートする |
「Z97S SLI PLUS」をベースにしたUSB3.1対応ATXマザーボードが展示中。コントローラにはASMedia「ASM1142」が搭載され、M.2/SATA Expressに匹敵する10Gbpsの高速転送が可能となる。今後外部インターフェイスの最有力として期待されている規格なだけに、その登場に期待したい。
USB3.1対応コントローラチップASMedia「ASM1142」 |
ミドルレンジモデル「B85M-ECO」による実動デモ。標準状態に比べて、約10W程度消費電力を削減できるという |
MSIでは省電力機能に特化した「ECO」シリーズを発表。ソフトウェアから不要なデバイスやポートの電力をカットできる「ECO CENTER PRO」が搭載され、アイドル時の消費電力を最大で10W近く削減できるようになる。
展示台に設置された照明との消費電力比較。アイドル時は「B85M-ECO」のほうが2.6W低い結果で、常時起動PCのコアとして有力な候補になりそうだ | 「ECO CENTER PRO」では、各ポートの手動ON/OFFに加えて、通常運用に支障がないレベルの「ECO mode」、マルチメディア再生向け「Lounge mode」、極限まで消費電力を絞る「Server mode」のプリセットが用意される |
製品ラインナップは、Intel H97 Express搭載の「H97M ECO」を筆頭に、Intel B85 Express「B85M-ECO」、Intel H81 Express「H81M-ECO」の3モデル展開。発売は7月中予定で、価格は未定とのこと。
Socket AM3+初の「GAMING Series」マザーボード「970 GAMING」。発売は7月より開始される予定 |
「970 GAMING」は、Socket AM3+向けでは初となる「GAMING Series」マザーボード。ゲーマー向け機能は「Audio Boost 2」と「Killer NIC」に対応。品質規格は「ミリタリークラス4」に準拠しており、「OC GENIE 4」や「Click BIOS 4」などの独自機能を備える。
搭載チップセットはAMD 970。対応CPUは、FX/Phenom II/Athlon II/Sempronだが、まもなく国内発売が開始されるフラッグシップ「FX-9590」には非対応となる。
こちらはMSI 9シリーズマザーボードから新たに追加された「USB Steel Power」のデモ。非常に多くのUSB機器を接続した場合でも、安定した5V出力を提供できることをアピールしていた |
文: GDM編集部 池西 樹
エムエスアイコンピュータージャパン株式会社: http://jp.msi.com/