2014.06.05 00:19 更新
2014.06.05 取材
今年のZOTACブース一番の注目アイテムは2つ。先日正式リリースされた球形デザインを採用するベアボーンキット「ZBOX Sphere OI520」シリーズと、完全ファンレス仕様の小型ベアボーンキット「ZBOX nano CIxxx」シリーズだ。
すでに既報となる、球形デザインを採用するCore i5搭載のベアボーンキット「ZBOX Sphere OI520」シリーズの実機がZOTACブースに登場した。2コア/4スレッドのCPU「Core i5-4200U」を搭載するなどパワフルな仕様ながら、インターフェイスをすべて背面にレイアウトした球形デザインは、見るものに大きなインパクトを与える。
メーカーの日本担当者によると、気になる国内市場のデビューは7月上旬とのこと。また、本社でマーケティングマネージャーを務めるAdam Cheung氏の話では「今後、AMDのAPU搭載モデルを含め、数種類のラインナップを準備している。球形デザインのケースは今回だけではなく、今後もシリーズとして継続する」という。
なお、価格については「国内正規代理店であるアスクから正式に案内があるはず」ということで現時点では未定。
実機レベルとしては初披露されたのが、筺体全体に無数の通気口を設けた完全ファンレス仕様の小型ベアボーンキット「ZOTAC ZBOX CI320 nano」だ。
外形寸法がW127mm×D127mm×H45mmの本体は、フロントとリア以外のパネルにハニカム構造の通気口を装備。ケース全体で放熱を図ることで、ファンレス運用を可能とした。
なお「ZOTAC ZBOX CI320 nano」の採用CPUは、TDPがわずか7.5Wの「Celeron N2930」。4K出力もサポートする「Core i3-4020Y」(TDPは11.5W)採用の「ZOTAC ZBOX CI520 nano」や「Core i5-4210Y」(TDPは11.5W)採用の「ZOTAC ZBOX CI540 nano」、さらにAMD製APU「A6-1450」(TDPは8W)採用の「ZOTAC ZBOX CA320 nano」といったモデルも用意される。
なるほど発売が近いだけに、外装パッケージもすでに完成済み |
こちらも7月上旬発売に向け準備中ながら、予価は未定。引き続き、国内正規代理店アスクの情報待ちだ。
文: GDM編集部 Tawashi
ZOTAC International (MCO) Ltd.: http://www.zotac.com/