2014.06.05 05:14 更新
2014.06.05 取材
「AGOS」を手始めに、PCケースに参入した新興PCパーツメーカーRAIJINTEK Corporation(本社:台湾)。その第2弾製品が「COMPUTEX TAIPEI 2014」にてお披露目された。コンパクトMini-ITXケースと巨大MicroATXケースという、対照的な2モデルをチェックしていこう。
Mini-ITXフォームファクタに対応するコンパクトPCケース「METIS」 |
「METIS」は、1.5mm厚のアルミニウムパネルが美しいコンパクトケースの新作。対応フォームファクタはMini-ITXながら、標準的なATX電源や全高160mmまでのCPUクーラーが搭載でき、かなりパワフルな構成にも対応。ドライブベイも3.5インチ×1、2.5インチ×2を備えるなど、収容能力に優れたケースに仕上げられている。
底面部に2.5インチドライブベイを設けるなど、内部レイアウトにはコンパクトPCケースならではの工夫が随所に見受けられる |
外形寸法は、W190×D277×H255mm。本体カラーはブラック・シルバー・レッド・ブルーの4色展開で、オレンジモデルも投入予定。なお国内発売は8月頃を予定しているとのこと。
実際にPCを組み上げると内部はかなり窮屈な印象をうける |
「METIS」とは対照的な巨大MicroATXケース「ATLAS」 |
「ATLAS」は、上部にCPU・GPUを、下部に電源ユニットとストレージ類を設置する、熱源分離構造を採用したMicroATX対応Cube型ケース。
フロントやトップには240mmラジエターを実装でき、CPU・GPUのデュアル水冷化にも対応する |
W288×D380×H435mmの巨大な体躯を活かし、フロントパネルには120mm×4(2台標準/200mm×1にも対応)の冷却ファンを搭載可能。またトップには140mm×2(オプション)、リアに140mm×2(2台標準)のファンポートが用意され、フロントとトップには240mmの水冷用ラジエターを搭載できるなど、徹底的に冷却性能を追求した構造にした。
広々とした内部スペース。マザーボードトレイは着脱式で、まな板として使用することもできる |
本体カラーはブラックとホワイトの2色。拡張スロットは5.25インチオープンベイ×1、3.5インチオープンベイ×1、3.5インチシャドウベイ×4、2.5インチシャドウベイ×5(着脱式)。拡張スロットは5段で、フロントI/Oは、USB3.0×2、USB2.0×2。CPUクーラーは高さ180mm、グラフィックカードは310mmまでサポートされる。なお国内発売は8月以降に予定されている。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開 | プレスリリースで既報の第1弾モデル「AGOS」も展示されていた |
フラッグシップモデル「NEMESIS」をはじめ、オールブラックに塗装された「Core Edition」4モデルも登場予定。なお同行した国内代理店 株式会社アイティーシーの担当者に取り扱いについて確認したところ「4モデルの中で、人気のあるモデルを2つほど選択することになるだろう」とのことだった。 |
文: GDM編集部 池西 樹
Raijintek Co Ltd: http://www.raijintek.com/