2014.06.06 00:33 更新
2014.06.06 取材
Socket AM1ユーザーに朗報となりそうなニュースをお届け。Thermaltake(本社:台湾)は、7月にもSocket AM1対応APUで利用可能なCPUクーラー「MeOrb II」を発売するという。
国内で地味な人気が続いている、AMDのSocket AM1対応APU。純正以外の対応CPUクーラーがないために、渋々使っている人も多いはずだ(ドリルで穴を空けるような人は除く)。
そんな中、本日取材に訪れたThermaltakeブースで、面白いものを発見。Account Manager of ThermaltakeのIan Hsieh氏が、展示台の下から、なにやらゴソゴソと取りだしたのが「MeOrb II」だ。
装着していたマザーボードはMSI製のSocket AM1に対応するMini-ITXマザーボード「AM1I」 |
「このクーラーなら、日本で人気のSocket AM1対応マザーにも取り付けできます。ほら見てください」といって実機を見せてくれた。「MeOrb II」は、高さを35mmに抑えたMini-ITXマザーボード向けのクーラーで、特殊な2穴仕様となるSocket AM1対応マザーにも取り付けができるのが特徴。「台湾市場のユーザーからも製品化の声が多かった」ということで、自作ユーザーの悩みは世界共通のようだ。
確かに、Socket AM1へ装着済み。これは売れそうな気配です |
本体は、円形アルミ製ラディアルフィンにφ6mmのヒートパイプ2本の構成で、対応TDPは65Wまで。TDPわずか25Wの「Athlon 5350」を冷却するには十分なスペックと言える(対応ソケットはLGA1156/1155/1150/775、AMD FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2)。
なお、国内で販売価格は2,980円を予定しており、発売は7月末頃。Socket AM1を使うなら、是非セットで押さえておきたいCPUクーラーだろう。
文: GDM編集部 Tawashi
Thermaltake: http://www.thermaltake.com/