2014.06.06 05:06 更新
2014.06.06 取材
派手さには欠けるものの、今年のCOMPUTEXではひとつのトピックとなっているのがDDR4メモリの存在だ。メーカーがこぞって静態展示をする中、唯一ADATAブースでは実動デモが行われている。
ご覧のようにADATAブースのDDR4デモは画面にCPU-Zを表示する形でアピール。DDR4-2133MHzで動作しているのが確認できるが、ここで気になるのがマザーボードやCPUの存在だ。
ADATAブースで見られるDDR4のデモ。当初は「動いていない」と言い張っていた |
マザーボードは、ご丁寧にメーカーが分からないように基板の一部を隠している。それならばとメーカー担当者に交渉の末、マウスを接続。CPU-Zをいじってみた。するとマザーボードはASRock製「X99 Extreme6」であることが判明。ということは、やはり搭載CPUはHaswell-Eなのか。CPUの項目を確認してみる。
みなさんご存じ。エルミタ的には問題ないものの、ADATA的には問題大アリ。CPUの項目は絶対NGだ |
「ふむふむ、おお、そういうことですね」と思いながら、写真を撮ろうとすると「これは絶対にダメだ」と言われてしまった。残念、さすがにこれ以上は無理らしい。ちなみに、チラ見したところTDPは145Wと表記されていた点だけはお伝えしておく。
さてメモリ本体のほうに話を戻そう。ADATAが用意しているのはHynixチップ採用のモデルで、DDR4-2133/2400/2666/2800MHzまでのライナップを用意しているという。
実のところDDR4メモリのデモは、メーカーブースの裏側やVIPルームと呼ばれる商談部屋では行われていることが多い。Panramで確認したDDR4メモリ「NINJA-V」シリーズはMicronチップを搭載。ASRock以外のマザーボードで、しっかりとmemtestが動作していた(撮影はNG)。
Panramでも、非公開ながら動作デモは行っていた。展示中のメモリをそのまま使用している |
いずれのメーカーも発売はHaswell-Eのデビューに合わせるとのこと。時期が来れば、各社より一斉に発売されることとなりそうだ。
GeILブースではメモリチップがむき出しのDDR4を発見。メーカーはよくわからない |
文: GDM編集部 Tawashi
ADATA: http://jp.adata-group.com/
Panram: http://www.panram.com.tw/
GeIL: http://www.geil.com.tw/Japanese/