2014.06.07 20:11 更新
2014.06.07 取材
LED搭載の“光モノ”キーボードに定評のあるDuckyChannel International Co., Ltd.(本社:台湾)が用意していたのは、2色のLEDが仕込まれた妖しげイルミネーションのメカニカルキーボード。特にマウスエミュレートやマクロ機能などをギュッと詰め込んだ、モバイル(?)モデルの「Ducky Mini」は要チェックだ。
イルミネーション機能を備えたキーボードは得意技。早速極小レイアウトを採用した「Ducky Mini」を観察すると、実に多彩なカラーで内蔵LEDが発光しているのに気が付くハズだ |
今年は何やら時代がかった装飾のブースを構えていた、DuckyChannel。その中で一際気になったモデルが、Cherry MXスイッチを搭載するアルミ製のコンパクトモデル「Ducky Mini」だ。
LEDを内蔵したイルミネーション機能が特徴だが、展示機を眺めてみると、すぐに各キーが不規則なカラーで点灯しているのに気が付くだろう。実は各スイッチに実装されたLEDユニットには赤青2色の発光素子が内蔵されており、“Color A”“Color B”と称するそれぞれの輝度を調節することで、発光カラーの変更を可能にするという仕組みになっている。
すでに同様のコンセプトモデルは、一部メーカーが昨年のCOMPUTEXに持ち込んでいたが、「Ducky Mini」はそんな仲間たちの中でも最小クラスのモデルといえる。今年はド派手な「Cherry MX RGB」を筆頭に、様々なブースに“光モノ”系のキーボードが目立っていた印象だ。
赤青2色のLEDを調節し、オレンジや紫など中間的なカラーを実現する。キーの押し合わせで機能する、多彩な発光マクロなども備えているようだ |
コンパクトモデルとなれば、Fnキーを生かした拡張機能の便利さが使い勝手を左右する。 |
さらに「Ducky Mini」はファンクションキーとの押し合わせにより、マウスエミュレートにも対応する。あくまでキーボードの形をとりながら、スタンドアローンで文字入力とマウス操作の両方が可能というわけだ。タッチパッドやトラックボールを搭載しないあたりに、同社のこだわりが滲んでいるようにも思える。
スイッチラインナップは、Cherry MX茶軸/青軸/黒軸/赤軸と定番どころを揃え、今年夏頃にグローバルで発売される予定。価格は150ドル弱が見込まれているというが、残念ながら国内での取り扱いは未定だ。
ボディにアルミ素材を採用。ただし専用ポーチによる持ち運びを想定しているためか、重量はそれほどでもない。ちなみにチルトスタンドは非搭載で、ケーブルは脱着式だ |
すぐ近くに置いてあったフルキーボードモデル「Shine 4」。夏頃の発売予定で、予価も同じく150ドル弱。茶軸/青軸/黒軸/赤軸モデルのほか、緑軸と白軸の限定モデルも用意されるらしいが、本当だろうか |
最大の特徴はLED輝度とボリュームを調節できるダイヤルを備えているところ。あえてレトロな印象を狙い、この設計を採用したらしい |
スタンド一体型のフレームを採用。ケーブルは脱着式で、Duckyのロゴが入った底面には設定変更に使用するDIPスイッチも備えている |
文: GDM編集部 絵踏 一
DuckyChannel International Co., Ltd.: http://www.duckychannel.com.tw/en/