2014.06.08 10:30 更新
2014.06.08 取材
Hightech Information System Limited(本社:香港)がCOMPUTEX向けに用意してきたのが、Radeon R9 290X搭載のハイブリッド仕様「IceQ 290X Hybrid」だ。ありそうでなかった、RadeonシリーズハイエンドGPUの水冷モデル。間もなく日本市場へ投入される。
部屋番号も一切非公開、商談専用のGRAND HYATTスイートルームに持ち込まれたのは、空冷&水冷ハイブリッド仕様のArctic製クーラー「Accelero Hybrid」を採用するRadeon R9 290X搭載グラフィックスカード「IceQ 290X Hybrid」。外排気仕様の空冷ユニットと、120mmラジエーター&ポンプ一体型水冷ブロックからなる水冷ユニットを組み合わせたもので、GeForceシリーズでは各社より販売実績がある製品だ。
サンプルを手に取り解説してくれた、Senior Regional Sales ManagerのNELSON FUNG氏によると「製品版ではオーバークロックモデルとなるが、AMDのリファレンスより20度は低下する」とのこと。高性能ながら、近年まれに見る“爆熱”仕様のGPUはユーザーを悩ましているが、7月には発売したいという同製品はひとつの解決策になるかもしれない。
製品版では基板裏面に冷却用のプレートが装着される |
Radeon R9 290X採用の空冷&水冷ハイブリッド仕様という製品も、発売となれば初登場。価格については「70,000円後半で発売したい」とのことなので、それが実現すればこの夏の注目グラフィックスカードとなるだろう。
文: GDM編集部 Tawashi
Hightech Information System Limited: http://www.hisdigital.com/jp/