2014.06.10 17:22 更新
2014.06.10 取材
「COMPUTEX TAIPEI 2014」のネタを散策中に、見たことのあるヒートシンクがずらりと展示されているHSIN WEI ELECTRONIC TECHNOLOGY CO., LTD(本社:台湾)ブースを発見。少々お邪魔して話を聞いてみることにした。
ASUS/GIGABYTE製最新マザーボードのヒートシンクがズラリと展示 |
「COMPUTEX TAIPEI 2014」散策中に見つけたHSIN WEI ELECTRONIC TECHNOLOGYは、台湾に本社を置く冷却機器メーカー。主にマザーボード向けアルミ製ヒートシンクを得意としており、OEM向けの製品を製造・販売している。
主要メーカー製マザーボードは、大型かつカラーリングにも凝ったヒートシンクが搭載されることが多く、要望を反映しつつ想定コスト内を抑えるのが難しいという |
またその高い製造技術と冷却性能から、ASUS、GIGABYTE、MSIなどの主要マザーボードベンダーと提携。各メーカーオリジナルデザインのヒートシンクの開発・製造も手がけている。
NANDフラッシュやDRAMの高速化に伴ない、近頃ではメモリメーカーでの採用も増えてきている |
マザーボードメーカーとの開発体制について、Specialist Mkt. & Sales Dept. Evelyn Chen氏に確認したところ、まずは先方からデザイン案が届き、それを元に社内の開発者が冷却性能・製造コストなどを検討。その後両者で打ち合わせをして細部を詰めていくとのこと。近頃のマザーボードは、デザインやカラーにこだわった製品が多く、そのままでは「想定コストに収まらない」ため、うまく調整しつつ開発するのがメーカーとしての腕の見せ所となるそうだ。
Specialist Mkt. & Sales Dept. Evelyn Chen氏 |
文: GDM編集部 池西 樹
HSIN WEI ELECTRONIC TECHNOLOGY CO., LTD: http://www.hsinwei.com.tw/