2014.06.10 18:45 更新
2014.06.10 取材
BayTrail-D最上位チップPentium J2900を搭載するElitegroup Computer Systems(ECS/本社:台湾)製ファンレスMini-ITXマザーボード「BAT-I/J2900」が複数店舗に入荷。12日(木)より発売が開始される。
BayTrail-D最上位チップ、Pentium J2900を搭載するMini-ITXマザーボード「BAT-I/J2900」 |
国内市場初となるBayTrail-D最上位チップ、Pentium J2900を搭載するMini-ITXマザーボード「BAT-I/J2900」の発売が12日より開始される。
Pentium J2900はTDP10Wの省電力モデルながら4コアCPUを内蔵。動作クロックは定格2.41GHz、TB時2.66GHzとされ、同じBayTrail-Dの上位モデルCeleron J1900(4コア/定格2.00GHz/TB時2.41GHz)を上回る動作クロックを実現、よりハイパフォーマンスなPCを構築できる。
TDP10Wという低消費電力を活かし、パッシブヒートシンクによるファンレス駆動を可能にした |
冷却システムはパッシブヒートシンクで、耐熱温度検査や1,500を超える項目の耐久テストをパスした「ECS Durathonテクノロジ」を採用。また防湿性の高いPCBや固体コンデンサなど高品質なコンポーネントを使用し、耐久性に優れるのも特徴だ。
ストレージインターフェイスはSATA2.0(3Gbps)×2のみ。容量が不足する場合にはUSB HDDやPCI-Express拡張カードで増設する必要がある |
主なスペックは、メモリがDDR3-SODIMM×1(1,333MHz/最大8GB)、ストレージはSATA2.0(3Gbps)×2(SoC内蔵)。拡張スロットは、PCI-Express2.0(x1)×1、miniPCI-Express×1で、リアインターフェイスは、USB3.0×1、USB2.0×4、音声入出力×3、ギガビットLAN×1、PS/2×2。出力インターフェイスは、HDMI×1、D-Sub×1を備える。
TB時は2.66GHzまでクロックが上昇。静音・ハイスペックなPCを構築したい人には注目の製品となりそうだ |
なお取材時点で入荷を確認したのは、パソコンショップアーク(税抜13,870円)、東映ランド(税抜14,000円)、パソコンハウス東映(税抜14,000円)の3店舗。
文: GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
Elitegroup Computer Systems: http://www.ecs.com.tw/