2014.06.12 00:00 更新
2014.06.12 取材
ベテランユーザーには懐かしいAlbatron Technology(本社:台湾)ブースに展示されていたMini-ITXマザーボード「KI460L-4D」に注目。高性能APU R-460Lを採用することで、低消費電力ながら4画面の同時動画再生にも対応する。
Albatronブースでは「KI460L-4D」によるフルHD動画の2画面同時出力デモを実施。いずれもコマ落ちすることなくスムーズに再生されていた |
最近ではすっかり組み込み向けにシフトしてしまったAlbatronだが、コンシューマ向けにも良さそうなMini-ITXマザーボード「KI460L-4D」を展示していた。
プロセッサにはTDP25WのRシリーズ最上位APU R-460L(4コア/定格2.00GHz/TC時2.80GHz/L2キャッシュ4MB)を搭載。グラフィックスチップには強力な動画エンコーダを実装するRadeon HD 7620Gが内蔵され、低消費電力ながらパワフルなPCを構築できる。
また4ポートのSATA3.0(6Gbps)やmSATA、DVI×4のデジタル出力など拡張性も充実。フルHD動画のマルチスクリーン再生が必要となるハイエンドサイネージ機や、カジノやパチンコなどデジタルゲーム機のベースに最適とのこと。
組み込み向けの製品ながら、ツボは押さえられており、コンシューマ向けに販売が開始されたら人気のモデルになりそうだ |
さらに設計から製造まで、すべて台湾で行っているのもアピールポイント。搭載コンポーネントも信頼性が保証されている台湾・米国・日本の製品に限定しており、「安定性と耐久性には絶対の自信を持っている」という。
文: GDM編集部 池西 樹
Albatron Technology: http://www.albatron.com.tw/