2014.06.27 11:22 更新
2014.06.27 取材
とあるメーカーの倉庫に眠っていたという、デッドストックのニキシー管を使用した工作キット「CD43ニキシー管まるごとセット」がビット・トレード・ワンから発売。三月兎2号店にて、店頭販売と展示デモがスタートしている。
店頭には、三和電気製のFET電子テスター「EM-1000」に製品を組み込んだデモマシンが登場。4月開催のニコニコ超会議3にて展示、好評を博したレトロな逸品だ |
貴重なビンテージ品のニキシー管4個と制御キットを同梱、レトロな雰囲気を演出する“ニキシー管時計”を作ることができる工作キット「CD43ニキシー管まるごとセット」が販売中だ。使用されているニキシー管は岡谷電気産業製「CD43」で、某電子部品メーカーの倉庫から大量に発掘されたという時代物。製品には、1970年台当時の検査票もそのまま同梱されている。
ラインナップは「まるごとセット」と「点灯キット」の2製品。最近はロシア製を中心に出回っているニキシー管だが、正真正銘の国産品を使用したキットは珍しい |
付属の設定ソフトを使用し、ユーザー任意の数字を点灯させることが可能。数字は100ms単位で変更できるほか、オプションの4桁表示ユニット「CD43ニキシー管点灯キット」を組み合わせることで、最大16桁までの制御に対応する。なお、展示用に用意されたデモマシンでは、月/日、時/分、分/秒の3パターンを切り替えて表示することができた。
価格は「まるごとセット」が税抜26,280円で、オプションの「点灯キット」が税抜19,800円。いずれもデッドストック品のニキシー管を使用しているため、メーカー在庫がなくなり次第取り扱い終了となる。
4個が同梱される、岡谷電気産業製のニキシー管「CD43」。1970年台出荷当時の検査票がそのまま添付されている。ちなみに検査印の「荻野」氏について関係者が問い合わせたところ、現在では確認不能だったらしい |
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/
株式会社ビット・トレード・ワン: http://bit-trade-one.co.jp/