2014.07.20 12:00 更新
2014.07.20 取材
ゲーミングデバイスメーカーRazer(本社:アメリカ カリフォルニア州)は2014年7月18日(金)、秋葉原のe-Sports SQUAREにおいて世界最薄・最高解像度の14インチゲーミングノートPC「Razer Blade」の国内販売開始を発表した。7月19日(土)発売で、価格は297,000円(税込)。合わせて国内正規代理店は、株式会社アイティーシー(本社:東京都千代田区)が担当することが発表されている。
プロダクトマーケティングディレクターのKevin Sather(ケビン・セーザー)氏と株式会社アイティーシー代表取締役の池田正氏 |
「Razer Blade」を手に取りつつ製品発表を行ったのは、Razer本社でプロダクトマーケティングディレクターを務めるKevin Sather氏。その中で同氏が強調した点は以下の3つだ。
まず1つ目が、14インチサイズでは世界最高と謳う解像度3,200×1,800ドット、10点マルチタッチ対応IGZOパネルを採用した液晶パネル。2つ目が、Hasewll世代の最新CPU「Core i7-4702HQ」とNVIDIA「GeForce GTX 870M」グラフィックスを搭載した点。3つ目が、競合他社の同型モデルと比較しても約半分の薄さ(17.8mm)を実現したという薄型軽量(2.03kg)であることが挙げられる。
「Razer Blade」 | |
ゲームプレイ中は背面側の通気口はかなりの発熱。ある程度の熱対策は必要かもしれない | |
ぎゅっと詰め込まれた内部の様子はスライドで確認。2013年モデルや競合モデルとのベンチマーク比較も公開され、性能の高さをアピール | |
デバイスマネージャーでスペックを確認 |
搭載するキーボードは、キーとキーの間隔を空け、タイプミスを軽減させたアイソレーションデザインを採用。軽めのタッチながら鍵感に優れた日本語キー配列仕様だ。
Razerらしさを強調するグリーンLED仕様のキーボード。輝度調節や点灯のON/OFFの切り替えもできる |
また、標準搭載のRazer Synapse 2.0を使えば、キーカスタマイズやマクロにも対応するのはもちろん、ゲーム中の“誤爆”を回避するWindowsキーや「Alt+F4」キーの無効化機能も用意されている。
外観デザイン同様、インターフェイス周りも実にシンプル。左側面に、ACコネクタ、USB3.0×2、ヘッドセット端子。右側側にUSB3.0×1とHDMI出力のみという構成だ。ちなみに、よく見るとUSB3.0端子のカラーはブルーではなく、Razerのコーポレートカラーであるグリーンになっているなど、細かいこだわりを見てとることができる。
USB3.0端子のカラーはブルーではなく、Razerのコーポレートカラーであるグリーンというこだわりよう | |
150WながらコンパクトなデザインのACアダプタはRazerのロゴ入り。バッテリーは約6時間(ゲームなら約2時間)駆動という |
ワールドワイド向けとしては、他にSSD容量が128GBと512GBモデルもラインナップしているが、国内展開されるモデルは現在のところ256GBモデルのみとのこと。秋葉原のパーツショップでは、パソコンショップアークやTSUKUMO eX.、ツクモパソコン本店で展示中。値が張るだけに、実機の質感や液晶の雰囲気などを事前に確かめておくといいだろう。
パソコンショップアークで展示中のデモ機。購入前にじっくり触ってみよう |
文: GDM編集部 Tawashi
Razer: http://www.razerzone.com/
株式会社アイティーシー: http://www.itc-web.jp/