2014.07.25 02:45 更新
2014.07.25 取材
実機のファミコンに装着、原音をそのまま奏でることができるテラネットワークシステムの音源ボード「TNS-HFC5」がいよいよ今日から発売。5世代目にして初の量産モデルという“プレイバックカートリッジ”、実は初代から持っている三月兎2号店の原田さんも当然のように購入する予定だ。レトロ音源好きもチップチューンアーティストも、さぁいらっしゃい。
「おかげさまで予約も好調、今月頭からデモっていたテラネットワークシステムさんのプレイバックカートリッジ『TNS-HFC5』がいよいよ今日から発売です。実機のファミコンにガチャリと接続、内蔵の音源チップを利用してホンモノのファミコンサウンドが再生できるっていうこの基板。実は10年前から続く5世代目モデルで、旧型ハードの音源を使った“チップチューン”で活躍するアイテムです。発売までバタバタもありましたが・・・とりあえず皆頑張りました。
それはさて置き効果音でもよく耳にするファミコンの“ピコピコ音”、もちろん他の音源やエミュレータを使ってそれっぽい音を出すこともできます。でもホンモノの音が一番イイに決まってますよね?その点コレはチップチューンアーティストはもちろん、作曲を手がけるプロの方もバッチリ使える高性能品です。ホントはこんな値段じゃ買えないレベルの製品だと思いますよ。
じゃあ完全にプロ向けか、というとそうじゃありません。再生方法はファミコン用の「NSFサウンドフォーマット」ファイルを入れたSDカードを用意するだけなので、聴くだけなら誰でもOK。アーティストさんが作った曲も、コレを使えば最高の環境で聴けるというワケですよ。家で聴くに飽きたらなくなったら、チップチューンのライブに出かけるのもいいでしょう。ちょうど8月9日(土)に川崎で『FAMICOM MADNES 4』というライブがあるので、気になる人はこちらもチェックしてみてください。
店頭では、チップチューンアーティストたちの競演が楽しめる「FAMICOM MADNES 4」のフライヤーも頒布中 |
そしてウチで販売するのは、曲名を表示できる液晶モジュールやICソケットが付いた特別版『PREMIUM 三月兎カスタム』。500円程度で購入(秋月電子さんで買ってください)できるSSG音源チップを追加実装すれば、ファミコン音源とのミックス再生も可能。レトロ音源が大好きな人なら、骨の髄まで楽しめるアイテムだと思いますよ。」
ちなみに余談ながら、以前ご紹介した「ナタマメ」がなんと1年を経過しても元気に育っていた。実はならないまでも花は咲かせたらしいので、店頭ではこちらもチェックしてみよう |
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/
テラネットワークシステム: http://www2s.biglobe.ne.jp/~tns/