2014.08.31 01:11 更新
2014.08.31 取材
日本ギガバイト株式会社(本社:東京都千代田区)は2014年8月30日(土)、秋葉原のツクモパソコン本店4F特設会場にて「intel最新チップセット 99(ツクモ)イベント~超耐久マザーボード徹底解説~」を開催した。
「GIGABYTE X99」シリーズには、3カテゴリ8モデルがラインナップ。なお「GIGABYTE 9」シリーズで追加された「BLACK EDITION」については今のところ未定とのこと |
今回のイベントで、解説セッションを担当したのは日本ギガバイト マーケティング部 木戸田 徹氏。冒頭ではまず「GIGABYTE X99」シリーズのラインナップを紹介。スタンダード向け「Ultra Durable(TM)」の他、ゲーマー向け「G1(TM) GAMING」、オーバークロック向け「OC Series」の3シリーズ8モデルという、充実したラインナップを揃えることで「ユーザーの多彩なニーズに対応する」とした。
前半の解説セッションを担当した日本ギガバイト マーケティング部 木戸田 徹氏 | 後半のデモセッションは、日本ギガバイトマーケティング部 岡田 宇弘氏が担当 |
「GIGABYTE X99」シリーズでは、全てのモデルにIR製第4世代デジタルPWMコントローラと、第3世代PowIRstage ICで構成される「完全デジタル電源回路設計」を採用するのが特徴。さらにCopper Bussmann製サーバーチョークコイルや、超高負荷環境でも10,000時間の耐久性を誇る「ブラック固体コンデンサ」など、周辺を固めるコンポーネントにもこだわることで、堅牢な電源回路を実現している。
「Driver IC」「High side MOSFET」「Low side MOSFET」の機能を1パッケージ化したICチップ、「PowIRstage IC」を採用することで安定性は大幅に向上しているとのこと |
またパフォーマンス面での訴求として、全てのモデルが4-Wayマルチグラフィックスに対応する点をアピール。ちなみにGIGABYTEでは、PCI-Express3.0スロットに追加のクロックジェネレータとダイレクト接続方式を取り入れることで、本来であれば4-Way時にx8/x8/x8/x8になるレーン分割を、x8/x8/x16/x8へと変更。帯域幅を大幅に改善でき、グラフィックスパフォーマンスを引き上げることができる。
「GIGABYTE X99」シリーズなら、4-Wayグラフィックス時でも40レーン全てを使用可能。OC大会のような極限までパフォーマンスが求められる場面では、帯域幅の違いが大きくスコアに影響してくることだろう |
その他、新機能としてバックパネルやノイズガード部分のLED照明をカスタマイズできる「Ambient(アンビエント) LED」や、USBメモリだけでBIOSを更新できる「Q-Flash Plus」などを紹介。これらに関しては実際に動作デモも実施された。
今回のイベント会場には、各シリーズのフラッグシップモデルが一同に展示されていた。そこで最後にこれらのモデルを画像にて紹介していこう。なお各モデルの詳細については、こちらのリリースに詳しいので合わせて参照していただきたい。
E-ATXフォームファクタに対応する「G1(TM) Gaming」モデル「GA-X99-Gaming G1 WIFI」。ネットワークはKiller NICとIntel NICのデュアルギガビットLANで、IEEE 802.11ac+Bluetooth 4.0にも対応する。発売は9月上旬予定で、市場想定売価税抜49,980円前後 |
「OC Series」はE-ATXに対応する「X99-SOC Force」の1モデル展開。豊富なオーバークロック機能に加えて、帯域幅20Gbpsに対応するM.2スロット「Turbo M.2」を備えるのが特徴。9月上旬発売予定で、市場想定売価税抜45,800円 |
E-ATXフォームファクタに対応する「Ultra Durable(TM)」モデル「GA-X99-UD7 WIFI」。ネットワークはIntel NICのデュアルギガビットLANとIEEE 802.11ac+Bluetooth 4.0に対応する。発売は9月中予定で、市場想定売価税抜37,000円前後 |
文: GDM編集部 池西 樹
日本ギガバイト株式会社: http://www.gigabyte.jp/