2014.09.04 03:45 更新
2014.09.04 取材
ファミコンを使って原音そのままなファミコン音源が再生できる、テラネットワークシステムのプレイバックカートリッジ「TNS-HFC5」を覚えているだろうか?7月末に店頭販売が始まるやたちまちに完売、このほど三月兎2号店にステキな拡張スロットユニット「TNS-HFX4」を引き連れて再入荷してきた。今日の主役はこちらの拡張ユニット、いったいどう使うのか原田さんに聞いてみよう。
「しばらく売切れが続いていた、テラネットワークシステムさんの通称“プレイバックカートリッジ”こと『TNS-HFC5』が店頭に戻ってきましたね。ファミコンにガチャリと装着、内蔵音源を使って原音そのままのサウンドが再生できるというステキな基板で、店頭でも大変好評でした。でも今日の主役はこちら、私の持っている外部音源拡張スロットユニット『TNS-HFX4』の方なんですよ。
まず“外部音源拡張スロットユニット”とは何ぞや、という前に懐かしいファミコンのお話でもしましょうか。そもそもファミコンのカセットは端子以外の基板設計がかなり自由でして、思えばタイトルごとにカセットの形はかなりまちまちでしたよね。背の高いものやらLEDが載っているものまで、さらにはメーカー自前でカセット内に音源チップを載せているものもありました。そう、このユニットはディスクシステムやナムコ製カートリッジ(ナムコ音源)といった、独自の拡張音源を載せているカセットを接続して『TNS-HFC5』の外部音源に使えるんですよ。ファミコン音源との“同時演奏”もできるので、チップチューンアーティストの方にはたまらないアイテムですね。
とはいえ数ある音源搭載カセットの中には入手難になっているモノもありまして、特に搭載ソフトが1つしかない『SUNSOFT5B』が曲者。そこでこのユニットには、互換SSG音源の『YMZ294』(秋月さんで売ってます)を搭載できるソケットを実装。これのおかげで、なんとこのユニットでファミコン拡張音源すべてを集めた同時演奏が可能になってしまうんです。なんだか楽しくなってきませんか?
とまぁだいぶ語りましたが、早速この『TNS-HFX4』も大人気。もう私が持っているコレしか在庫がありません・・・。一応少量ながら週末には再入荷予定ですので、逃してしまった方はぜひそちらをゲットしてください。もちろん初めての方もご安心、ちょうど本体の『TNS-HFC5』と一緒に買うと(若干ながら)割引になるセット割もやってますよ。」
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/