2014.09.05 11:13 更新
2014.09.05 取材
先週デビューの「Haswell-E」こと新型Core i7シリーズ。某ショップで見つけた不思議なモデルをご紹介。「Core i7-5820K」だと思ったら、中身は上位モデルの「Core i7-5930K」が入っていたという。
今回発見されたのは、パッケージ右下に貼られたモデルナンバーシールが「Core i7-5820K」。しかし中身のCPU本体は、上位モデルの「Core i7-5930K」が収められているという珍しいもの。言うまでもなく、出荷段階のミスによるものだが、Intel製品ではなかなか珍しい。
モデルナンバーシールが「Core i7-5820K」だが、裏面からCPU本体を確認すると上位モデルの「Core i7-5930K」が収められているのが分かる |
もちろん、このCPUは「たまたま、販売する前に気付いた」ということで、エンドユーザーの手に渡ることはなかった。某ショップでは「このほかにミスの個体は無かった」ということだが、気になるのは他のショップへ出荷されているパッケージは大丈夫なのかという点。「シールミスがこの1個だけということは、あるのでしょうか?」とは、今回発見した担当者の話だ。
Intelにとっては笑いごとでは済まない。もちろん回収されていきました |
なお、JANコードや型番等が記載されたパッケージ横のスペックシールは「Core i7-5830K」。仮に販売された場合でも、POSレジでのJANコード読み取りは「Core i7-5930K」になるはずで、「Core i7-5820K」として売ってしまった・・・という最悪の事態は避けられそうだ。とはいえ、ショップ関係者は念のため在庫を確認したほうがいいかもしれない。
文: GDM編集部 Tawashi
Intel Corporation: http://www.intel.com/jp/