2014.09.29 03:00 更新
2014.09.29 取材
8月末に発売されるや否や、たちまちに完売してしまった楢ノ木技研の「USBサーモグラフィモジュール」が三月兎2号店から登場。業務用レベルの完成度がお手頃価格で手に入るという注目の一品、原田さんも気合を入れてデモ環境を作りました。
「入荷即完売でなかなか機会がありませんでしたが、ついにこの『USBサーモグラフィモジュール』をご紹介する時がきたようですね。コレはMEMS方式の最新IRアレイセンサーを搭載したUSB接続のサーモグラフィで、物体表面の温度を計測して熱画像を生成できるというアイテム。もはや業務用レベルといっていい完成度で、本来ならとてもこの金額で買える代物じゃありません。発売後は法人さんから多数の問い合わせがあったらしく、楢ノ木技研さんも嬉しい悲鳴を上げることになったらしいですよ。
そして面白いのが、Windows用の専用アプリをインストールしてWEBカメラと組み合わせることで、簡単に熱画像と可視光画像を合成することができるんです。店頭ではデモ機に手をかざしたりして、動作を分かりやすく実感できるような環境を用意しました。計測できる温度範囲も-50℃~300℃と幅広いので、ライターをかざせばご覧の通り。熱っぽい日にセンサーの前に立てば、いつもとの違いを実感することもできますよ。
活かし方はユーザー次第と言ったところですが、マザーボードやグラフィックスカードの熱源分布を観察したりとか、自作派な方向けの使い方もたくさんあるでしょう。シリアル接続でArduinoやRaspberry Piに接続することもできるので、熱源を探知して追いかけるロボットを作る、なんてことも。もっとも、『特に使い道はない』という方もよく購入されるので(笑) 興味先行で買ってみるのも面白そうです。確実にお値段以上、後悔しませんよ。」
ケースとケーブルは別売り。店頭では専用ケースが税抜1,550円で販売中だ |
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/