2014.10.09 00:00 更新
2014.10.09 取材
今年も4K対応製品が数多く展示されていたCEATEC JAPAN 2014だが、パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市)ブースでは、85インチの4Kマルチタッチ液晶が参考出品されていた。10点マルチタッチに対応し、複数人での操作もサポートするなど、その完成度はかなり高い。
BtoB向けの85インチ4Kマルチタッチ液晶。参考出品ながらその完成度は高く、要望さえあればそれほど時間をかけることなく製品化ができるという |
高解像度・大型化が進む液晶ディスプレイだが、パナソニックブースでは静電容量方式のタッチパネル液晶では世界最大級とされる、85インチ4Kタッチ液晶が展示されていた。
高解像度液晶を採用することで、大型ながらタッチ操作を行う至近距離でも高精細な映像表現が可能。また光学式に比べ、光の干渉を受けにくく、強い外光下でもスムーズなタッチを行うことができる。
10点マルチタッチに対応するため、ピンチインやピンチアウトなどの操作もサポートされる |
検出可能タッチ数は10点で、複数人の同時操作にも対応。価格は未定ながら、タッチパネルの実装にはあまりコストがかからず、85インチの4K液晶+α程度で提供できるとのこと。
「UT-MB5」(左)と「UT-MA6」(右)の2台の「TOUGHPAD 4K」を使い、クラウドデータ共有ソフトの実動デモを実施。遠隔地での画面共有ができるため、図面の確認を前者で、図面の修正はQuadroを搭載する後者で行えば、コストを抑えつつCAD/CAM作業を進めることができる |
また20インチの4K IPSパネルを採用するタブレットPC「TOUGHPAD 4K」シリーズの、NVIDIA GeForce 745M搭載モデル「UT-MB5」と、Quadro K1000M搭載モデル「UT-MA6」による実動デモも実施。後者のモデルは、Open GL性能が高く、CAD/CAMなどのクリエイティブワークに最適だ。
文: GDM編集部 池西 樹
CEATEC JAPAN 2014: http://www.ceatec.com/ja/