2014.10.10 19:39 更新
2014.10.10 取材
パイオニア株式会社(本社:川崎市幸区)は、年内発売を目指し、DSDオーディオをワイヤレスで再生できるオーディオシステム「Stellanova」を開発中。専用ソフトを組み合わせればiPhone/iPadをハイレゾ音源のコアとして使うことができる。
USB-DAC内蔵アンプ、ワイヤレスユニット、専用スピーカーで構成される「Stellanova」。ベースユニットはオーディオ機器では珍しい五角形のデザインを採用する |
「Stellanova」は、パイオニアが開発を進めているハイレゾ音源対応ワイヤレスオーディオシステム。世界で初めて「Air Hi-Res Link Technology」を搭載し、専用アプリを利用することで、iPhone/iPadでも最大5.6MHz DSDまたは192kHz/24bit PCMファイルをワイヤレス再生することができる。
USB-DAC内蔵アンプとワイヤレスユニットには、豊富なカラーバリエーションが用意される |
システムは、USB-DAC内蔵アンプ「APS-DA101」をベースに、ワイヤレスユニット「APS-WF02」とパッシブスピーカー「APS-SP101」で構成。各ユニット間の接続は有線で、ワイヤレスユニットには4ポートのUSBポートを備え、システムの拡張にも対応する。
なお発売は年内予定、価格はセットで10万円以内。ユニットごとの単品販売の他、USB HDDやUSB光学ドライブなどの専用ユニットの製品化も予定されている。
USB-DAC内蔵アンプ「APS-DA101」(画像上)はWindows/Mac OS Xでも利用可能。またワイヤレスユニット「APS-WF02」(画像下)には、USBポートが搭載され光学ドライブやHDDを増設できる |
なお発売当初に用意されるソフトウェアはiOSのみの提供となるが、担当者によればAndroid OS向けアプリも検討しているとのこと。
発売時はiOSアプリのみの提供となるが、Androidアプリも提供予定 | 光学ドライブやHDDなど、「Stellanova」シリーズ専用製品も順次拡大していくとのこと |
文: GDM編集部 池西 樹
CEATEC JAPAN 2014: http://www.ceatec.com/ja/