2014.10.11 00:00 更新
2014.10.10 取材
デジタル放送の次世代コンテンツ保護技術として期待されている「SeeQVault」。CEATEC JAPAN 2014では、そのライセンスを提供しているNSM Initiativesが中心となり、対応製品や最新技術の展示・デモを行っていた。
「SeeQVault」対応機器ではこれまでの機器バインドからメディアバインド方式へと変更。これにより、機器を変更した場合でも過去の資産が無駄になることはない |
録画した機器のみでしか視聴ができない、デジタル放送の“機器バインド”を解消するべく、パナソニック、サムスン、ソニー、東芝の4社によって開発されたストレージ向けコンテンツ保護技術「SeeQVault」。”メディアバインド”という新たな概念を採用し、対応機器間であればメーカーや機種に依存することなく、録画番組の移動が可能。これによりHDコンテンツを、画質を落とすことなく好みの端末で視聴することができる。
既存保護コンテンツと「SeeQVault」との違い。録画機器に依存しないため、視聴機器を自由に変更できる |
CEATEC JAPAN 2014では、「SeeQVault」について、より多くのユーザーに知ってもらうため、ライセンスを提供するNSM Initiativesを中心に、16社による共同ブースを出展。今後発売予定の対応製品や最新ソフトウェアなどが多数展示され、多くの来場者が足を止めていた。ここでは、それら最新製品を画像にて紹介しておこう。
パナソニック株式会社は10月20日発売予定のBlu-ray/HDDレコーダ「DMR-BRZ2000」を展示 | 株式会社 東芝はBlu-rayレコーダを参考出品 |
メインブースの出展がなかった ソニー株式会社は、ポータブルワイヤレスサーバー「WG-C20」や対応microSDカードを展示 | プレスリリースで既報の株式会社アイ・オー・データ機器製外付けHDD。スタンダードモデル「AVHD-USQ」シリーズと、AV向けHDDを搭載する上位モデル「AVHD-AUSQ」シリーズがラインナップ |
OEM向け製品を得意とする株式会社メディアロジックは、「SeeQVault」対応モデルでは初のUSB3.0変換アダプタを展示 | |
株式会社デジオンは、DLNA経由でコンテンツを配信できる「SeeQVault Media Converter」によるストリーミングデモを実施していた |
文: GDM編集部 池西 樹
CEATEC JAPAN 2014: http://www.ceatec.com/ja/