2014.10.11 04:07 更新
2014.10.11 取材
昨今日本でも注目があつまっているという、ラグド(rugged=頑健)系のスマートフォン。京セラ株式会社(本社:京都市伏見区)のブースでは、エンドを使った体験コーナーでその頼もしすぎる耐久性を実感できる。さらに海外で発売が開始されたばかりの「Sapphire Shield」を搭載した高耐久モデルも披露されていた。
工事現場などにおける使用を想定したタフネススマホ「Brigadier」が国内初披露。作業手袋のまま操作できる高感度パネルや、ディスプレイ振動で声を伝える「スマートソニックレシーバー」を備えている |
今回のイベントで国内初登場となった端末が、米Verizon向けに出荷されている「Brigadier」だ。米国防総省の軍事調達規格「MIL-STD-810G」に準拠した堅牢さが特長で、水深6フィート(1.8m)に30分耐える防水性能をはじめ、防塵・耐衝撃・耐振動・耐日射・防湿・温度耐久・低圧対応・塩水耐性といった、およそ考えられるだけの過酷な環境に耐える高度な耐久性を備えている。
注目はタッチスクリーンに採用された、京セラ製のサファイアガラス「Sapphire Shield」だ。ダイヤモンドの次に硬い鉱物であるサファイアは強靭な反面、コストも一般の強化ガラスに比べて格段に高く、未だにスマートフォンへの採用は少ない。「主に建設業や物流業など、ビジネス現場での使用が想定されている」という端末の装備としては最適といえる。
まず壊すこと自体が難しい、堅牢仕様のボディ。端子類に防水・防塵処理が施されているほか、側面には手袋のまま着信応答できる「ダイレクトボタン」も備える |
文: GDM編集部 絵踏 一
CEATEC JAPAN 2014: http://www.ceatec.com/ja/