2014.10.23 20:23 更新
2014.10.23 取材
株式会社サードウェーブデジノス(本社:東京都千代田区)は2014年10月23日(木)、東京秋葉原にて、最新オリジナルタブレット「Diginnos Tablet」シリーズのメディア向け発表会を実施した。11月末より発売が予定されている最新モデルを一足先にチェックしておこう。
Androidタブレット2種に加え、Windows 8.1タブレットPCの計3種がラインナップされる第3世代「Diginnos Tablet」シリーズ | 株式会社サードウェーブデジノス PC本部 営業部 営業課 法人タブレットスペシャリスト小堀 亘氏 |
新製品の発表に先立ち登壇したのは、株式会社サードウェーブデジノス PC本部 営業部 営業課 法人タブレットスペシャリストの小堀 亘氏。ドスパラ開店20周年に合わせて発表された初代モデルは、必要充分な性能と、10,000円を切る価格設定から、好評のうちに製造を終了。また現在発売中の第2世代モデルも、薄型・軽量というコンセプトがウケ、好調なセールスを続けていると「Diginnos Tablet」シリーズの現状を総括した。
また今回発表する新モデルは、これまでの製品で得られたフィードバックを元に設計されており、「厳しい目を持つドスパラユーザーにも納得していただける製品に仕上がった」と自信のほどを語った。
圧倒的なコストパフォーマンスで人気を博した初代モデル | 薄型・軽量化を推し進めた第2世代では、10インチの大型液晶モデルもラインナップ |
残念ながら、今回のイベントに実機が間に合わなかった「DG-D08IW」。来週幕張メッセにて開催される「スマートフォン&モバイルEXPO秋」では、実動デモが展示される予定だ |
「DG-D08IW」は、税抜18,500円(税込19,980円)という低価格が魅力の、Windows 8.1 with Bing搭載8インチタブレットPC。重量もWindowsタブレットPCでは最軽量クラスの330gに収められており、手軽に持ち運んで使用することができる。
また快適な動作にもこだわり、CPUにはクアッドコアのAtom Z3735F(定格1.33GHz/ブースト時1.83GHz/キャッシュ2MB)を採用。さらに低価格モデルでは1GBに制限されることが多いメモリ容量を2GBに増量することで、複数アプリケーションを起動した場合でもスワップが起こりにくく、ストレスのない作業ができる点をアピールしていた。
税抜18,500円という低価格を実現する上で、基本無償のWindows 8.1 with Bingの存在は非常に大きい。担当者によれば、1年前に同じ性能の製品をつくろうとしていたら4~5万円程度になっていたという |
液晶解像度は1,280×800ドット(10点マルチタッチ対応)、ストレージ容量は16GB、インターフェイスはmicroUSB、microSD/SDHC(最大32GB)、miniHDMI、フロント/リア200万画素Webカメラなど。ネットワークはIEEE 802.11b/g/n無線LANとBluetooth 4.0に対応する。
バッテリー容量は4,400mAh、連続駆動時間は約5時間。外形寸法は、W127.96×D213.8×H8.6mmで、製品にはACアダプタとマニュアルが付属される。
16GBというストレージ容量は若干心もとないが、microSD/SDHCやクラウドサービスをうまく活用すれば大きな問題にはならないだろう |
SIMロックフリーで音声通話もできる8インチタブレット「DG-Q8C3G」 |
「DG-Q8C3G」は、デュアルSIMスロットを搭載する、SIMロックフリー8インチタブレット。SIMスロットは、標準サイズとMicroSIMを備え、近頃急速に普及が進む低価格SIMとの組み合わせに好適としている。
裏面カバーはプラスチック製でカラーリングはホワイト。滑り止めのメッシュデザインが採用され、フィット感は上々だ |
プロセッサはクアッドコアのMediaTek MT8382(Cortex-A7+Mali-400MPグラフィックス)が採用され、メモリは1GB、ストレージは16GB。解像度は1,280×800ドットで、5点マルチタッチに対応する静電容量式タッチパネルが搭載される。
インターフェイスは、microUSB、microSD/SDHC(最大32GB)、3.5mmヘッドホン端子、フロント30万画素/リア200万画素Webカメラなど。ネットワークはIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 3.0、WCDMA 2100(I)に対応する。
裏面の上部カバーで保護された各種スロット。画像左から、microSD/SDHC、microSIM、SIMの順にならんでいる |
OSはAndroid 4.2で、Google Playには非対応。バッテリー容量は4,000mAh、外形寸法は、W120×D206×H9mm、重量約320g。こちらも価格は税抜18,500円で、製品にはUSB-microUSBケーブルとマニュアルが付属される。
バッテリ交換に対応する「DG-Q78N」。頻繁に製品の買い替えができない法人での要望が特に多かったという |
「DG-Q78N」は、法人での要望が多かったというバッテリ交換に対応するAndroidタブレット。バッテリ単体の販売はドスパラ通販サイトで行われる予定で、価格は未定ながら4,000円を切るよう調整しているとのこと。また適合する充電器も調査しており、見つかれば販売する可能性もあるという。
液晶パネルは解像度1,024×768ドットの7.85インチで、5点マルチタッチに対応する静電容量式タッチパネルを搭載。プロセッサはクアッドコアのMediaTek MT8382(Cortex-A7+Mali-400MPグラフィックス)、メモリは1GB、ストレージは16GB。
裏面のアルミ製カバーは簡単に取り外すことができるため、ユーザーによるバッテリー交換が可能 |
インターフェイスは、microUSB、microSD/SDHC(最大32GB)、3.5mmヘッドホン端子、フロント30万画素/リア200万画素Webカメラなど。ネットワークはIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0に対応する。
OSはAndroid 4.4で、Google Playには非対応。バッテリー容量は3,800mAh、外形寸法は、W136×D201×H8.7mm、重量約350g。なお価格はオープンプライスとしながら、20,000円前後を想定しているとのこと。
インターフェイス類は本体上部にまとめて配置。サイドには音量ボタンのみのシンプルなデザインだ |
文: GDM編集部 池西 樹
株式会社サードウェーブデジノス(ドスパラ): http://www.dospara.co.jp/