2014.11.05 12:15 更新
2014.11.05 取材
先週末から続く急速な円安の影響が、PCパーツ価格を直撃することになりそうだ。秋葉原の店舗ではすでに次回入荷予定の製品について値上がりは避けられない状況。そこで頭を悩ませるバイヤー達に話を聞いてみた。
最近の急速な円安で、PCパーツの価格が一斉に値上がりとなりそうだ。販売ショップや代理店も、さすがに1ドル=113円前後(4日時点)で進む円安傾向は想定しておらず、早くも仕入れ値価格が上昇しているという。
まず為替相場の影響を受けるのが、“生モノ”と呼ばれるCPUやHDD、メモリといった回転率の早い製品。円安の影響をもろに受けており、値上がりは避けられない様子。「今から在庫の価格を調整し、週末の価格を決める。また在庫切れの製品については、次回入荷から確実に値上げ」(某A店ショップバイヤー)とのこと。
さらに多少の値上がりであれば、ショップ側の利益を削って対応するが、今回は代理店の仕切り上昇率も高く、「さすがに店頭価格へ反映せざるを得ない」(某B店ショップバイヤー)との声も。このままの状態が続けば、グラフィックスカードやマザーボード、PCケースなどの値上がりも「時間の問題」という状況だ。
4日の取材時に複数ショップで確認したところ、週末にかけての値上がりはほぼ確実。「欲しいPCパーツがあれば、すぐにでも買ったほうがいい」とはショップの共通意見だった。
文: GDM編集部 Tawashi
アキバのHDD価格表(SSD、2.5、3.5): https://www.gdm.or.jp/price/hdd.html
アキバのメモリ価格表: https://www.gdm.or.jp/price/mem.html
秋葉原で記者が見た!特価品情報: https://www.gdm.or.jp/specialprice/