2014.11.11 12:17 更新
2014.11.11 取材
先日ドスパラ パーツ館店頭において、CFD販売株式会社(本社:愛知県名古屋市)がSilverStoneの最新製品を紹介する「SilverStone冬の新製品紹介イベント」が開催された。当日は新作のPCケースを多数公開。中でも豊富なストレージベイを搭載するMini-ITXに注目。
「SST-CS01-HS」(写真左)と「SST-CS01」(写真右)の外形寸法は同一。1枚約4mmのアルミニウム板を折り曲げたフレーム構造「一体成型フレーム」を採用する。なおマザーボードは「90度回転レイアウト」仕様だ |
2015年1月の発売が予定されているモデルとして紹介されたのが、小型ストレージサーバー向けと謳う2台のアルミ製Mini-ITXケース「SST-CS01-HS」と「SST-CS01」だ。2014年4月に行われたイベントで「DS260」として紹介されたモデルの最新版で、一部仕様を変更したという。具体的には、同社製の容量600W 80PLUS GOLD認証SFX電源ユニット「SST-SX600-G」が搭載できるように、電源周りを見直したとのこと。なお、「DS260」ではボトム部に搭載していた180mm「Air Penetrator」ファンは、120mmタイプに変更されていた。
計8段のストレージベイを備える「SST-CS01-HS」 |
そのほか、外形寸法W210×D210×H322mm、容量14.1リットルのコンパクトサイズは変わらず。「SST-CS01-HS」では2.5インチシャドウベイ×2、2.5インチホットスワップベイ×6の計8段となるストレージベイを、「SST-CS01」では3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2のストレージベイを備える。
下位モデルにあたる3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×2構成の「SST-CS01」 |
CFD担当者の話によると、グローバルリリースが2014年Q4予定ということなので、「国内販売はおそらく年明け1月頃になりそう」とのこと。
合計10台の2.5インチデバイスが運用可能できる「SST-CS02」。フロントファンのサイズや位置を現在調整しているという |
もうひとつ、現在開発中のモデルとして紹介されたのが「SST-CS02」だ。スモールサーバー向けがコンセプトのケースで、アルミ製ドアを開けると8つの2.5インチホットスワップベイがズラリと並んでいる。なお、内部には別途2.5インチシャドウベイ×2を備えるので、合計10台の2.5インチデバイスが格納できる。
電源はSFXタイプに対応。拡張スロットは2段で、拡張カードの奥行きは最大166mmまで |
ただし、こちらはあくまでも開発中のモデル。フロントの80mmファン×2では排熱が間に合わない懸念も残り、「まだ仕様が変わる可能性がある」(CFD担当者)とのこと。外形寸法はW222×D176×H299mm。発売予定は2015年Q1予定で、予価は未定だ。
文: GDM編集部 Tawashi
ドスパラ パーツ館: https://www.gdm.or.jp/shop/dos/
CFD販売株式会社: http://www.cfd.co.jp/
SilverStone Technology: http://www.silverstonetek.com/