2014.11.21 11:22 更新
2014.11.21 取材
独特のレトロな光がたまらない「フィラメント管時計キット」の新作が三月兎2号店にて販売中だ。よりシンプルに、工作しやすくなったという新モデル。今回はVFD管を採用したモデルも新加入、好みに合わせてチョイスしよう。店頭価格は税抜12,980円だ。
フィラメント管を使った時計キットに後継モデルが登場。時計や日付表示、エフェクト動作を独特のレトロ光で楽しめる。なお、見た目がよく似ているニキシー管は200Vで動作するのに対し、こちらは5Vの低電圧で動作する |
今年3月に発売された、フィラメント管を使った時計キット「Numitron Tube Clock Kit」の新モデル。ニキシー管や真空管などの関連アイテムを手がけるShop Re Electronicsの製品で、レトロ感あふれる独特の光り具合が楽しい工作キットだ。今回は既存モデルをベースに最適化され、「以前より工作しやすくなっている」(ショップ)という。
機能は前モデルと同様で、時計としての基本機能に加えて、日付・年表示や内部温度計を利用した温度表示(摂氏・華氏対応)、各種エフェクト動作に対応。動作はシャッフルエフェクトやカウントアップエフェクトが設定できるほか、管寿命延長にも効果がある点灯・消灯時間設定なども設定可能だ。
ハンダ付け必須の工作キット。ただし前モデルに比べ最適化が進み、より工作しやすくなった。ちなみに写真のアクリルケースは非売品のため、ケースも自作する必要アリ | |
こちらは今回からラインナップに加わった、VFD管を使用した時計キット。機能はフィラメント管モデルと同じなため、好みで選んでもいい |
また、今回から管タイプのVFD(Vacuum Fluorescent Display/蛍光表示管)を採用した「VFD管時計キット」も同時発売。ほんのりしたフィラメント管の光とは異なる明確なコントラストが特長で、かつては電卓のディスプレイとして広く使用されていたのを覚えている人も多いだろう。
時計キットとしての機能はフィラメント管モデルと同様で、純粋に光り方の違いから選ぶことができる。また、ショップでは「フィラメント管キットよりも難易度がやや低め」と説明しており、こうした側面から選択するのもアリだ。
かつて電卓戦争時代に全盛を極めた、VFDならではの高コントラストが魅力。フィラメント管よりも難易度も低めという。ちなみに電源のACアダプタも別売りで、5V/1A以上のモデルが必要となる |
いずれも店頭価格は税抜12,980円。なお、三月兎2号店では店頭デモも行われるため、まずはその独特な光り具合をその目で確認してみよう。
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/