2014.12.05 12:30 更新
2014.12.05 取材
Googleが新興国市場向けにスタートさせた、低価格スマートフォンプラットフォーム「Android One」の端末が店頭に初登場。入荷したのはインドKarbonn Mobilesの「Sparkle V」で、現地では100ドル程度の格安な価格設定から極めて高い人気を誇っている。ただしアキバに到着するまでの長い道のりを反映して、店頭価格はかなり割高に。販売しているのは、Jan-gle秋葉原本店と同3号店だ。
はるか海を越えてアキバにやってきた、Karbonn製スマホ「Sparkle V」。インド発の端末が店頭販売されるのは珍しい |
9月15日付けグローバルリリースにてお伝えした、「Android One」プラットフォームのKarbonn製スマートフォン「Sparkle V」の販売がアキバで始まった。Googleが“次の50億人”のために新興国市場向けに提供するプラットフォームで、端末メーカーやキャリアと協力し、パフォーマンスに優れた端末を格安で供給することを目指している。
その第一弾として登場したのがこのモデルで、インドでの発売時の価格は6,399ルピー(約104ドル)と極めて安価。その価格設定から現地でも人気を呼んでいる。ただしショップによれば「イギリス経由での仕入れのため、輸送コストが増加してしまった」という事情から、アキバでの店頭価格は3倍以上に。「次回入荷の予定はない」とのことなので、珍しいインド産端末を使ってみたいガジェットマニア向けのモデルになるだろう。
Googleが新興国市場で展開している、低価格プラットフォーム「Android One」の第一弾モデル。本来は100ドル程度の価格からコストパフォーマンスの高さがウリだが、アキバ着時点では通常のミドルレンジモデル級になっている |
主なスペックは、ディスプレイが4.5インチIPS液晶(854×480ドット)、MediaTek製クアッドコアCPU、1GBメモリ、4GBストレージなど。500万画素のメインカメラやBluetooth、無線LANなどのネットワーク機能やデュアルSIMスロットを装備、本来の価格からは規格外といえる充実した性能をもっている。搭載OSはAndroid 4.4。詳細は既存リリースを参照していただきたい。
Jan-gle各店にて、税込39,744円で販売中。在庫はごく少量だ。
本来の価格を考えれば、かなり優秀なスペックを誇る。現地でも人気を呼んでいるというが、なるほど納得だ | |
500万画素カメラなど、必要な機能はすべて搭載されている印象。カバー内部にSIMスロットを2基搭載するデュアルSIMスマホでもある |
文: GDM編集部 絵踏 一
Jan-gle秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/jan-gle/
Jan-gle3号店: https://www.gdm.or.jp/shop/jan-gle-3/