2014.12.06 00:00 更新
2014.12.06 取材
ひょっとしたら最近はPCよりも付き合う時間が長いかもしれない、スマートフォン(やその他ガジェット)に密着するコーナー「オレスマホ」。自作やモバイルのプロであるアキバのショップスタッフは、いったいどんなこだわりを持っている?今回は三月兎2号店から、原田さんが愛してやまない「W-ZERO3 WS003SH」をご紹介。何だかんだでコレが一番しっくりくるんです。
「私が使っている『W-ZERO3 WS003SH』は初代のモデルなので、かれこれ10年近くの付き合いになるんですね。PDAでありPHSであり、それでもコレがいわばスマホの走りみたいなもんですよ。一応ひと通りシリーズ全機種使いましたが、画面が大きくて使いやすい初代に戻ってきちゃう。この他は画面サイズもさることながら、無線LANがなかったりキーボードから数字キーがなくなったりと、イマイチしっくりこなかったんですよ。今使っているので4台目、最後に買い溜めた分がまだ4~5台は残っているハズです。
2005年にウィルコムから発売された、Windows Mobile搭載の「W-ZERO3 WS003SH」。シリーズ全般使ってみたけれど、画面も大きいし使い勝手は初代が一番、とは原田さんの談 | |
PDAとしての特徴として、スライド式のQWERTYキーボードを搭載する。配列としてもこのモデルが好みながら、文字入力はタッチペンを使う方が多いらしい |
基本は新しい物を試すのが好きなので、『W-ZERO3』シリーズ以外にも色んな端末を触ってきました。スマホはAndroid 1.0の時代から使ってますし、Nexusシリーズに至っては全部持っていたりします。ただ日常使うスマホとして定着したのは、この『HTC One X』ですね。発売はもう2年以上前ですが、当時最先端のクアッドコアSoC『Tegra 3』を搭載したりと、結構話題になった端末でした。今でも性能に大した不満はないですし、何より取って代わるようなスマホがない。2画面スマホの『MEDIAS W N-05E』とか中華スマホとか、色々浮気はしたんですけどね・・・どっかに面白いスマホありませんか?
驚速のハイエンド機種として登場した、国内未発売のHTC製スマホ「HTC One X」。薄型軽量も特長だが、バッテリーケースと改造ケースを装着しているとあって、その面影はない | |
基本“電話機”として使っているのは「W-ZERO3」で、スマホはポケットWi-Fiを使ったデータ専用。かつてのイー・モバイルも今やソフトバンク傘下のワイモバイルに変わっている |
そして面白い端末がないのもそうですが、PHSが長らくMNPに対応しなかったのも使い続けてきた理由の1つなんですよ。MNPやるよやるよ、というヤルヤル詐欺な状態がズルズル続いて、ようやく今年の10月からMNP開始!これで気になる端末が出たら、即座に乗り換えようと今から身構えております。なにせこれまでソフトバンクを避けるように生きてきたハズなのに、ウィルコムもイー・モバイルも今や『Y!mobile』(ソフトバンク子会社)ですよ。それでも『W-ZERO3』とポケットWi-Fiの請求は別々・・・なんともやるせなさを感じる話だとは思いませんか」
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎2号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-2/