2014.12.16 17:16 更新
2014.12.16 取材
メモリセルを積層させた3D V-NAND技術を採用する、Samsung Electronics Co., Ltd,(本社:韓国)製エントリー向けSATA3.0 SSD、「SSD 850 EVO」シリーズの発売がアキバで開始された。
3D V-NAND技術を採用したエントリー向けSATA3.0 SSD「SSD 850 EVO」シリーズ。32枚のメモリセルを積層することで、プロセスを微細化することなく大容量・低価格化を実現した |
Samsungブランドの新エントリー向けSATA3.0 SSD「SSD 850 EVO」シリーズの発売が本日より開始された。上位モデル「SSD 850 PRO」と同様、メモリセルを32枚積層させた3D V-NAND技術を採用しているのが特徴だ。
メモリ種別はTLCで、コントローラは500GBまでが「MGX」、1TBモデルは「MEX」。また大容量キャッシュメモリとターボライトテクノロジにより、先代「SSD 840 EVO」に比べて、低容量モデルを中心にランダム書込が大幅に高速化されている。
3D V-NAND技術では、垂直にセルを積層することでビット線の幅が拡張でき、信頼性や耐久性も向上しているという |
今回発売が開始されたのは、120GBモデルと250GBモデルの2種。主なスペックは、シーケンシャル読込最高550MB/sec、書込最高520MB/sec、ランダム読込最高97,000 IOPS(120GBモデルは94,000 IOPS)、書込最高88,000 IOPS。消費電力は動作時4.4W/アイドル時50mW/スリープ時2mW。MTBFは150万時間、書込耐性は75TBWとされ、製品には5年間の長期保証が提供される。
製品には専用のデータ移行ソフトウェア「Samsung Data Migration日本語版」と、各種設定が可能なユーティリティソフトウェア「Samsung Magician Software日本語版」が付属される |
ちなみに取材時点での在庫ショップおよび販売価格は以下の通り。また500GBと1TBの大容量モデルについても17日頃より発売が開始される予定だ。
文: GDM編集部 Tawashi/GDM編集部 池西 樹
ITGマーケティング株式会社: http://www.itgm.co.jp/
日本サムスン株式会社: http://www.samsung.com/