「ASRockから久々に登場した“変”なマザーボードですが、これがなかなか侮れません。まずオンボードのCPUが4コアモデルの『Pentium J2900』（2.41GHz/ターボブースト時2.66GHz/2MB/TDB10W）という点。オンボード系CPUではかなり強力なスペックながら、ファンレス動作を実現しています。

また、2本あるDDR3 SO-DIMMなのですが、DDR3-1333対応の8GB×2枚をサポートするんです。しかも、低電圧1.35VのDDR3Lメモリに加え、標準的な1.5Vも対応。Bay Trail-Dオンボードのモデルが軒並み最大8GB止まりのモデルが多い中、この違いは『Q2900-ITX』の大きなトピックと言えます。もう、これだけでも買う理由としては十分でしょう。

ほかにも標準のSATA3.0×2に加え、ASMedia ASM1061の追加でさらにSATA3.0×2をサポート。合計4ポートのSATA3.0が使えますので、ストレージを多めに搭載した録画やハイレゾPC用のマザーボードなどには特にオススメです。おかげで、他社製のBay Trail-Dオンボードマザーの売れ行きがパタリと止まり『Q2900-ITX』に集中。ちょっと初回の発注枚数を見誤ったかなと思い始めていますが、それほど人気というワケなんですよ」

文： GDM編集部 Tawashi
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